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貧血・・・・核酸効果
古いデータで申し訳ないが、厚生省が1967年に東京で行った調査結果によると、献血不合格者が40,3%もいたとのことである。
特に、若い女性に多かったとのことで、理由は低タンパク血漿である。
血液中のタンパク質のうち、最も減少しやすいのがアルブミンであるが、栄養不足、特に核酸とタンパク質の不足により、血液中のタンパク質の合成が十分に行われなくなったのがその原因である。
アルブミンとは
アルブミン (Albumin)は一群のタンパク質に名づけられた総称で、卵白(albumen)を語源とし、卵白の構成タンパク質のうちの約65%を占める主成分タンパク質に対して命名され、さらにこれとよく似た生化学的性質を有するタンパク質の総称として採用されている。
代表的なものに卵白を構成する卵アルブミン、脊椎動物の血液の血漿に含まれる血清アルブミン、乳汁に含まれる乳アルブミンがある
血清アルブミンは一般的に肝臓で生成される。アルブミン濃度が低下している場合は、肝疾患、ネフローゼや栄養失調が疑われる。
血液成分が正常か否かは健康のバロメーターであり、血液中に少ないという言うことは身体のあちこちでタンパク質の不足が起きていることを意味している。
タンパク質不足は疲労感、無力感、肌の荒れ、インポテンツ、月経不順、その他、身体のあらゆるところに病的状態を引き起こす。
貧血には鉄不足によるものと血液成分が足りない場合がある。
日本人は栄養として必要なミネラルのうちカルシウムと鉄が足りない。
そのためカルシウムや鉄分入り健康食品が販売されている。
鉄不足が原因の貧血はそれらを補給するか、鉄分の多い食品を摂ることで解決が可能である。
骨髄機能の改善--核酸の効果
しかし、血液成分が足りない場合はそうはいかない。新陳代謝を活発にし、それらを合成するために必要な核酸をたくさん摂らなければならない。
核酸食で骨髄機能が改善され赤血球、白血球、血小板の産生が速やかに行なわれたために、貧血が治った例をたくさん経験している。
鉄不足以外の貧血を再生不良貧血という。
年を取って骨髄機能の低下が原因で起こるため、老人性貧血の名前がつけられている。
生まれつき骨髄機能が弱いために貧血になっている人(再生不良性貧血)には良い薬がないゆえ、輸血にたよっている人も少なくない。
そのような人で鮭白子エキスで輸血なしに暮らせるようになったという人が少なくない。
抗ガン剤の副作用の改善--核酸の効果
ガンの治療薬として5-フルオロウラシル(5FU)はよく使われる薬であるが、骨髄機能の低下させる重大な副作用がある。
抗ガン剤の副作用による白血球の減少による感染症や血小板の減少による出血傾向で死亡する患者は決して少なくない。
ガン患者に鮭白子エキスを投与した例を臨床例として示した鮭白子エキスが、老人性貧血と薬物による骨髄機能の低下の改善に効果的であることがわかる。