「核酸は、デノボ合成とサルベージ合成という2つの方法で合成されます。
これもまた核 酸がガンに効く大きな理由となっています。
デノボ合成とは?
人間が普段の食事で摂取したアミノ酸やアンモニア、炭酸ガスなどを 材料として、肝臓や腎臓の一部で核酸を合成するというものである。
サルベージ合成とは?
食品に含まれる核酸の酵素分解物を体内の細胞に運んで再合成するというものである。
つまり、デノボ合成とは原材料から作られる方法、サルベージ合成とは中間材料を利用 する方法と考えてみるとわかりやすいと思う。
そして、どちらの方法で合成されるかによって、核酸の性質は大きく異なってくるので ある。
デノボ合成によって作られた核酸は、正常な細胞だけでなくガン細胞にとっても栄養源となり、ガンの増殖を促すような役割をしてしまう。
一方、サルベージ合成によって作られた核酸は、正常な細胞の栄養源にはなるものの、 ガン細胞の栄養源になることはほとんどない。
したがって、サルベージ合成によって作ら れた核酸が多いほどデノボ合成が減る(フィードバック・コントロール)ため、ガン細胞は栄養補給ができなくなって、ガン細胞を餓死させると考えることができる。
核酸を積極的に食べることは、サルベージ合成によって作られる核酸の割合を増やすこ とにつながるわけです。
逆に、核酸の摂取量が少ないと、デノボ合成による核酸の割合を 増やすことになります。
核酸はもともと人間の体内で自然に合成されるものですが、健康食品として積極的に食べることで、デノボ合成による核酸しか栄養源にできないガンを兵 攻めにして餓死させることが可能になるのです。