核酸フカヒレコラーゲンマルチビタミンミネラルNMNでサーチュイン遺伝子活性化

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核酸が現代病を救う核酸と疾病の関係を考える【内容紹介その4】

目次

●ガンと核酸

私たちの体は、新陳代謝を通して、日々新しい細胞と古くなった細胞入れ代わっています。膨大な数の細胞が生まれ、その数に見合った数が消えているのです。不要な細胞や異常な細胞は、アポトーシス(自殺)しているのです。

このような新陳代謝を行うことで、遺伝子が傷ついた細胞を増殖させないようにしているのです。アポトーシスは、予防の大きな力となっているわけです。しかし、たとえばガン細胞は、たい細胞の中でも、生殖細胞と似た性格をもっていて、無限に増殖する性質をもっています。ここで重要な働きをするのが核酸です。

たとえばハーバード大学の研究で、小腸の上皮細胞に、核酸成分である AMP(アデニル酸)とCMP(シチジル酸)を作用させた場合と、何も作用させない場合との12時間後のアポトーシス指数を比べると,AMPを作用させた場合は約3倍にもなることが明らかになっています。

その作用のメカニズムは、AMPガン抑制遺伝子(P53)を活性化することにあると考えられています。ハーバード大学の研究は、正常細胞での実験結果ですが、ガン抑制遺伝子を活性化することから、核酸がガンの予防や改善に大きな関わりを持つことがわかります。また最近では、核酸成分のATP(アデノシン3リン酸)から作られるサイクリックAMPがラップ1というタンパク質を増やし、ガン細胞の増殖を抑えることもわかってきました。

●自己免疫疾患と核酸

免疫とは、自他を区別することです。もう少し詳しくいうと、自己(正常細胞や組織など)と非自己(細菌やウイルス、ガン細胞など)を認識して、非自己を排除する役割を担っているのです。

しかし時に、自己を敵や異物などの非自己と誤って認識し、攻撃する場合があります。これが自己免疫疾患です。たとえば慢性関節リウマチは、コラーゲンなどの結合組織を免疫細胞が攻撃して起こります。全身性エリテマトーデスは、DNAを免疫細胞が攻撃して起こる疾患です。

免疫細胞が自己を誤って攻撃してしまう原因は、自己反応性T細胞が正常に自殺してくれないことにあるといわれています。その時も核酸が働きます。核酸は、自己反応性T細胞をアポトーシスに導いて、免疫機能を正常に戻す働きが期待されるのです。

●増殖細胞系と核酸

核酸の優れたパワーの一つに、新陳代謝を活発にする働きがあります。白髪、 脱毛、シミ、ケガ、便秘、骨髄機能低下、貧血、精力減退などの予防や改善に大きな力を発揮するのです。

一般的に抗ガン剤を投与すると、白血球や血小板が減少するなどの副作用が起こります。しかし、抗ガン剤を使用している患者に核酸とビタミンcを投与すると、それらの副作用が長期に渡って抑制されることが臨床例からあきらかになっています。このことからも核酸が、老人性貧血や 骨髄機能低下の改善を促進することがわかります。

●アレルギーと核酸

ゼンソク、アトピー性皮膚炎、花粉症などに代表されるのがアレルギー疾患です。これらに共通した特徴の一つに、血液中に1gE抗体が増えることが挙げられます。

私たちの体には、侵入してきた異物を攻撃して排除するとともに、 これを攻撃する体制がとれるような抗体を作る免疫という機能が備わっています。1gE抗体とは、もともと寄生虫から私たち守るためにある抗体でした。回虫などの寄生虫が身近にいた時代には、寄生虫に悪さをさせないために1gE抗体が役立っていたのです。

しかし、寄生虫は今、私たちの周囲からくちくされ、ほとんど、姿を消してしまいました。そのためは働く場所のなくなった1gE抗体は、寄生虫の代わりに、それまで見向きもしなかった花粉や埃、ダニなど本来害の少ないものに反応するようになったのです。これがアレルギーを増やしている大きな原因の一つだと考えられています。

免疫に対して、核酸が大きな影響を及ぼしていることが、マウスを使った実験でわかってきました。
1・2%の核酸食(サケの白子のDNAと酵母のRNAの混合食)を与えたマウスと、無核酸食を与えたマウスの血液中の1gE値を比較したところ、核酸食を与えたマウスの方が、1gE値低いことがわかったのです。同時に核酸食は1gEの産生を抑えることもわかりました。

ちなみに母乳保育児とじんこうにゅう(粉ミルク)保育児を比べると、母乳保育児の1gEはじんこうにゅう保育児よりも低いこともわかっています。じんこうにゅう保育児にアトピーなどのアレルギーを発症する割合が多いのは、1gE値が高いことが原因だと考えられます。母乳とじんこうにゅうの成分を比較すると、母乳に含まれている核酸成分がじんこうにゅうにはほとんど含まれず、その違いがアレルギーの発生に影響していたといえるでしょう。

そこで、現在では多くの乳業メーカーがじんこうにゅうに核酸成分(ヌクレオチド)を配合しています。1gE抗体は、免疫系細胞のBリンパ球によって産生され、 それはTリンパ球によってコントロールされています。1gE抗体の産生を抑制するTH1と産生を促すTh2があり、そのバランスがTh2に傾くと1gE抗体が増えるのです。核酸はTH1を優位にするため、アレルギーが改善するのです。

●免疫と核酸

核酸の必要性は、免疫低下が問題にされる点滴の研究からも明らかにまっています。核酸を含まない点滴の投与で免疫力が落ちることが知られていますが、その原因の一つには、腸のじゅうもうの発育が悪くなることがあります。

発育の良い絨毛は 新品の歯ブラシのように毛先が揃っています。しかし、発育の悪い絨毛は、使い古しの歯ブラシのように毛先が不揃いになっています。それで絨毛と絨毛の間に大きな隙間ができて、病原性微生物などが腸管から侵入するのを容易に許してしまうのです。

また、絨毛にあるバイエル板の働きが悪くなって、腸管から微生物の侵入が容易になることも、絨毛の発育が悪くなるとおこります。

小腸の新陳代謝は、大変に活発です。毎日約30gの細胞が死滅しています。核酸はその細胞の新生を促進させ、絨毛の発育を助けます。そのことで、腸から病原性微生物が侵入するのを防いでくれるのです。つまり核酸は免疫力を高める栄養素といえます。加えてビフィズス菌を増やし、ウエルシュ菌などの悪玉菌を減らし、0-157などの感染からも守ってくれるのです。また、〓〓2や
IFN-γ(ガンマ)の産生を増やし、細胞性免疫(THI)を高めます。

●肝機能と核酸

「肝心要」という言葉があるように、重要な臓器の一つである肝臓は、いがくてきにいうと化学工場の役割を体の中で果たしています。生体内で起こる化学反応のほとんどが肝臓で行われ、その数は、2000以上もあるといわれています。

肝臓では、細胞の再生や死滅が激しく行われているのです。そのために核酸とタンパク質を合成する素材を大量に必要とします。これらが不足すると重い肝機能障害になることもあります。

肝臓は、過度の飲酒や薬物、さらに肝細胞に脂肪が付着する脂肪肝などによって肝炎を起こします。またウイルスによって引き起される肝炎もあります。

最近とくに問題になっているのが、c型肝炎です。c型肝炎の患者は、現在日本に200万人くらいいるといわれ、その人たちは、15年くらいの間に約75%が肝臓ガンになるといわれています。

核酸は、 その大部分が肝臓で合成されます。ですから、食品など外部から核酸成分を摂ることは、それだけ肝臓の負担を軽くすることになります。また核酸には、c型肝炎の改善に役立つインターフェロン―γ(ガンマ)を増やす働きもあります。

●糖尿病と核酸

糖尿病は、血糖値が高くなる病気です。現在40歳代の10人に一人が糖尿病で、潜在的な予備軍を含めれば5人中4人程度いると考えている医者もいます。

糖尿病には、1型とⅡ型があります。1型は、インスリン依存症ともいい、インスリンを合成・分泌する膵臓の細胞が、ウイルス感染や自己反応性T細胞などで破壊されることが発病の原因だと考えられています。

一方Ⅱ型は、インスリン非依存型ともいい、インスリン分泌細胞やインスリン受容細胞の機能が衰えて起こります。糖尿病は、初期にはなかなか自覚症状がでません。気がついたときには、合併症が発症していることが多いのが怖い点です。合併症には、人工透析を受けなければならなくなる可能性が大きい糖尿病性腎症、途中失明の原因の第1位になっている糖尿病性網膜症、しびれやインポテンツの原因となる糖尿病性神経症などがあります。

このような合併症は、血液中に糖タンパク質がつくられることで、活性酸素を取り除く酵素の働きが弱まるために起こることがわかっています。活性酸素が合併症の原因なのです。

そこでは、活性酸素を除去する抗酸化物質である核酸食などの食品を摂取することが大切になります。糖尿病患者の血液中には、活性酸素によって増える過酸化脂質が増えます。

核酸は、この活性酸素を除去してくれるのです。さらに核酸は細胞の増殖を活発にします。インスリンの分泌を促進してくれるのです。また核酸の代謝物質のアデノシンは、末梢血管を拡張してくれます。体液が酸性に傾くと、インスリン受容体の働きが悪くなります。アデノシンはインスリンようの働きをします。酸性に傾いた体液をもとに戻す働きをもつため、けっちゅうの糖分が細胞にスムーズに吸収され、糖尿病を改善してくれます。

核酸のなかのプロタミンというタンパクしつには、インスリンの分泌を促す働きがあることが認められているの、インスリン依存型の糖尿病にも有効です。

●循環器系と核酸

誰でもとしをとると動脈が硬くなったり、もろくなったりしてきます。動脈硬化です。

この動脈硬化は心筋梗塞や脳出血などを引き起こす大きな原因です。そして動脈硬化は高血圧と深い関係にあります。動脈硬化は血管の内膜に細胞の死骸や変性したタンパク質、脂質、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が大量にたまり、血管が狭くなることで起こります。

そして血管が狭くなれば、血液を送るために大きな力が必要になり、それが高血圧につながります。

核酸は悪玉コレステロールの合成を抑え、過酸化脂質の生成をも抑制する働きがあります。さらに、核酸の代謝物質であるアデノシンには、血圧を下げる作用もあります。核酸は、赤血球膜の不飽和脂肪酸を高め、血液を柔らくし、血液の循環よくする結果、循環器疾患を良い働きをするのです。

●白内障と核酸

白内障は、目のレンズにあたる水晶体が濁ることによって起きる病気です。としをとるに連れてりかんする人が増えてきます。その原因としてクローズアップされてきているのが活性酸素。

白内障の患者の水晶体を分析すると、 活性酸素を除去する抗酸化物質が少なくなっていることがわかっています。

白内障は、活性酸素によって水晶体の遺伝子(DNA)が損傷し、異常タンパク質ができて、これが固まることによって水晶体が濁ってくるのです。また、 水晶体を作るコラーゲンの老化(架橋)も濁りの原因です。

核酸は、すぐれた抗酸化作用を持ち、活性酸素の影響を軽減してくれます。さらに、傷ついた遺伝子を修復してくれる働きを持っています。核酸とコラーゲンの摂取が大切なのです。

人は、としをとるに従って体内の核酸の量も減少し、核酸による遺伝子修復作用も十分に発揮できなくなります。そこで不足している核酸を体外から取り入れることで、遺伝子修復作用が活発化して、白内障の予防や改善にひと役かってくれるのです。

●放射線、抗ガン剤と核酸

現代医学においてガンに対する治療方法は、手術、放射線、抗ガン剤がメインとなっています。

手術できるガンは、まず手術で病巣を取り除き、次イで取り除けなかったガンや転移を防ぐために放射線でたたいたり、抗ガン剤が投与されます。

これらの治療方法には、一方で深刻な副作用、傷害があります。体力や免疫力の低下による死亡例も少なくありません。

核酸は、そのような障害を防ぐ、重要な役割を果たしています。核酸成分を腹腔内に注射すると、放射線照射によるガン細胞至死効果は、変わらないものの、毛根や小腸粘膜の放射線による障害が、かなりの程度まで抑えられたという事例が数多く報告されています。

●痴呆症と核酸

私たちのなりたくない病気の上位を占めているものの一つに、痴呆症があります。俗にいうボケです。ボケたくてボケるひとはいませんが、65歳以上の日本人の約5%、80歳以上では、約25%の人がボケを患っているといわれます。

痴呆症は、脳のけつりゅうが悪くなることで起こる「脳血管障害型」のものと、「アルツハイマー型」のものに分けられ、日本人の痴呆症のうち、60%までが、脳血管障害型で占められています。

現代の医療ではまだ、痴呆症の特効薬はありませんが、そのような中で核酸は、ボケ防止の可能性を感じさせる光明をもたらしています。

核酸を構成するDNAやRNAの成分であるアデノシンには末梢血管を拡張してけつりゅうを良くしてくれる働きがあるからです。脳細胞に栄養が行き渡ることで、活性化し、痴呆症を予防してくれるのです。またサケ白子のなかの、プロタミンの主要構成アミノ酸であるアルギニンから作られるNO(一酸化窒素)も、強力な血管拡張作用をもっています。

また、痴呆症の特徴の一つに、記憶力の低下があります。それに対して核酸は、記憶力を高め、学習能力を向上させてくれるのが、雪印乳業のネズミによる実験で明らかにされています。

この実験は、核酸成分を添加した餌と核酸成分を含まない餌で育てたネズミが、出口に餌を置いた迷路で、その場所にたどり着く時間を競う、迷路試験。この試験で以下のような結果が出ています。3回目の迷路試験の結果、 核酸を食べているネズミは、1回目に比べると記憶学習能力が向上して、2・5倍も早く目的地にたどり着いています。記憶学習能力が高まれば、ボケ防止にもつながります。脳にとっても核酸は不可欠な栄養素なのです。

●肥満と核酸

動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、高血圧などの生活習慣病の原因として問題視されているものに、肥満があります。

この肥満のなかで、とくに病気を引き起こす可能性の高いものは、内臓肥満型です。内臓肥満型の人が血液検査を受けると、中性脂肪が多く、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が少ないという結果がでます。

日本肥満学会では、日本人の成人の4~5人に 1人は肥満症だと指摘しています。この内臓肥満型の人に必要になるのが体重の調整、ダイエットです。

しかし、無茶なダイエットは健康を損ない、骨密度の低下や無月経症、拒食症や過食症にもつながってしまいます。

そこで利用したいのが核酸です。核酸のなかのプロタミンにダイエットを助ける強力な効果があるのです。プロタミンには、体内の脂肪の吸収を抑制する働きがあることが、動物実験で明らかになっています。

また、核酸を摂ることで、体全体の細胞分裂や細胞の働きが活発になり、基礎代謝量を増加させることができるのです。

さらにプロタミンには、アルギニンやリジンなどの塩基性アミノ酸が多く含まれています。それらは、ホルモンの分泌を盛んにして脂肪を燃焼させるように働きます。核酸、とくにその成分であるアデノシンには、ショ糖の吸収を抑える働きもあります。血糖値の上昇をおさえることもできるのです。

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老いなき世界の著者 1

「失礼ですがお歳は?」若い人は素直に答えて、35歳を過ぎた女性のほとんどが自分の歳を閉口しているか、いつも7歳か八歳くらいはサバを読んで答えてはいるが・・・ では、若く見られるにはどうしたらいいのか。 ...

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