核酸食品の効果的な食べ方は？
漢方薬であれば吸収を早めるために食間（空腹時）に飲めだとか、合成の鎮痛剤であれば胃を荒らすのを防ぐために食後に飲めだとかいう決まりがある。
では核酸食品はどんな食べ方をすればよいだろう。核酸の場合、それほど厳密な決まりではないが、1日量を3回に分けて毎食後に食べることが望ましい。
その理由は以下の通りである。
①高分子DNA・RNA、消化過程でヌクレオチド、ヌクレオシドに分解されてはじめて腸から吸収される。
空腹時に食べても消化されないではないが、食事と一緒のほうが自然である。
②核酸食品の中でも、サケ白子エキス（ヌクレオプロテイン）を主原料とする製品には、飲むだけダイエット効果が期待できる。
この効果の一部は、ヌクレオプロテインに含まれるプロタミンという成分が胆汁の働きをブロックし、脂肪の消化を抑えるためである。当然、食事と一緒か食事の直前に食べないと、この作用は無意味になってしまう。
③核酸食品にはビタミン群を配合している製品が多い。
ビタミンは空腹時に摂ると急速に吸収され、尿のあふれ出て無駄になってしまう割合が高くなる。それを防ぐには食事と一緒に摂るとよい。
④実際に「1日量を毎朝1回まとめて食べていたらあまり効果がなかったが、３回に分けて食後に食べるようにしたら効果を自覚できるようになった」という体験者がいる。
なお、お酒を飲む時に核酸食品（特にヌクレオプロテインが主原料のもの）を少し多めに摂ると、悪酔いや二日酔いを防ぐ顕著な効果がある。この目的で使用する場合は、飲み始める直前にヌクレオプロテインとして５００から１g摂るとよい。
なお飲み忘れてしまった場合、お酒の飲んでいる途中や飲酒後に摂ってもある程度の効果は期待できる。
まあ、サケ白子エキス（ヌクレオプロテイン）には、アミノ酸ナイトダイエット効果で有名なアルギニンというアミノ酸が多く含まれているため、核酸の効果とあいまって、基礎代謝アップの効果も期待できる。
太りやすい体質でサケ白子エキスの“飲むだけダイエット効果”を試してみたいという人は、毎食後３回の摂取に加えて夜。寝る直前にヌクレオプロテイン（核酸）を３００～５００mg摂取すると一層効果が高まるかもしれない。
