母乳は生まれて初めて赤ちゃんが口にする食べ物で、完全栄養食品であり、その成分は、体に良いと言われています。
母乳の成分を調べてみるとDNAやRNA,そしてその分解物やグルタチオン、ポリアミン、アルギニンなどが含まれています。
また、ポリアミンは、出産後10日から2週間前後の母乳に特に多く含まれています。
こういった成分は免疫力を高め、抗酸化作用などをはじめとする様々な生理活性作用とともに、乳幼児の整腸作用、脳の発育に影響を与えているといわれています。
粉ミルクで育てた赤ちゃんにはアレルギー疾患を発症する割合が高く、その原因は核内栄養成分である核酸やその分解物のヌクレオチドの量の違いに起因することが分かり、今では粉ミルク製品に核酸が添加されています。
これは、核酸が免疫細胞のヘルパーT細胞のTH1とTH2のバランスをTH1優位にし、TH1の出すサイトカインがB細胞の作り出すIGE抗体(免疫グロブリンE)の産生を抑制する働きを持つためです。
TH1とTH2は、お互いにその働きを抑制し合う関係にあります。
核酸が、免疫細胞相互の情報を伝達物質であるTH1のサイトカインのINF-r(インターフェロンy)を増やし、TH2のIL-4(インターロイキン4)を低下させることによってアレルギーが抑制されることを見出しました。
乳幼児の母乳は、食事そのものですから、母乳の中の栄養成分は必須のものです。
母乳の中に核内栄養成分のほとんどが含まれていますから、核内栄養分がいかに大切なものなのかわかるかと思います。
食べ物と核内栄養成分
栄養というとまず思い浮かぶが、糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素、そしてビタミン、ミネラル、食物繊維等です。
もちろんこうした栄養も大切ですが、私が必要だと考えているのは、成分の恒常性維持に必要な遺伝子の発見や抑制、酵素などの代謝物の産生にかかわる栄養成分です。
DNAはもちろん、転写や翻訳をするRNA,その分解物、DNAと複合しているタンパク質であるプロタミンやヒストン、その構成単位であるアルギニン、DNAやRNAと結合しているポリアミン、そしてグルタチオンなどの核内栄養成分が様々な役割を果たしています。
母乳に含まれているのが特徴的ですが、様々な食品にも含まれています。
特にDNAは魚の白子、RNAはビール酵母に断トツに多く含まれています
核内栄養成分と代謝
核酸が豊富な食材を食事から取り入れると、体内では消化酵素によって分解され、ヌクレオチドやヌクレオシドに変わります。
取り入れた核酸の約3割が腸内の善玉菌の増殖や消化管の細胞に直接とり込まれて利用されています。
残り約7割は腸管から吸収され、門脈、肝臓を通り、赤血球によって全身の細胞に運ばれ新陳代謝の材料などに利用されています。
細胞の新陳代謝にどうしても必要不可欠なのが核酸やポリアミンです。
細胞の中には、ヌクレオチドプールという核酸をためる場所があります。
貯めておいた核酸を使って分裂増殖したり、遺伝子を修復したりしているのです。
本来は体内で合成している核酸なのですが、加齢と共に核酸を合成する体内での機能は衰えてくるので、核酸を食べ物から取り入れる重要性はますます高くなっていきます。
新陳代謝がスムーズに行われれば約200日で体のほぼすべて細胞が新しく生まれ変わります。
核内栄養成分を取り入れて細胞レベルから若返りをはかりましょう。
弊社の核酸原料は最高級素材(北海道ホオーツク海の鮭白子)を使用、核内栄養成分DNA&RNA DNAと複合しているタンパク質であるプロタミン(アルギニン)、ポリアミン、グルタチオン(RNA)が豊富に含まれ、詳しく核酸ページ。