NMN、抗老化効果の真実
ビタミンB₃からつくられた食品成分「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」の抗老化効果が、世界的に注目を集めている。 その発端となったのは、米国ワシントン大学医学部発生生物学部門・医学部門の今井眞一郎教授(神戸医療産業都市推進機構先端医療研究センター・老化機構研究部特任部長兼任)らが、マウスを使って実施した研究だ。 同教授は、酵母やマウス、人間の体内にある酵素「サーチュイン」が、老化や寿命を制御しているという事実を発見したことで知られる世界的な老化研究者で、現在は、NMNのヒトへの有効性をみる研究を ...
NMNが腎臓の抗老化に効果
Doctor close-up of a doctor showing a picture of a kidney on a tablet in a hospital 清華大学がマウスを使った実験で細胞内で特殊な変化を確認したことを雑誌「Aging」で明らかにした。彼らはNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)が老化した腎臓に与える影響について研究しており、NMNがタンパク質恒常性を持つことがわかったという。腎臓の老化プロセスに対する理解が深まることによりより効率的な治療法としてNMNを利用することが期待 ...
核酸が現代病を救う核酸と疾病の関係を考える【内容紹介その4】
●ガンと核酸 私たちの体は、新陳代謝を通して、日々新しい細胞と古くなった細胞入れ代わっています。膨大な数の細胞が生まれ、その数に見合った数が消えているのです。不要な細胞や異常な細胞は、アポトーシス(自殺)しているのです。 このような新陳代謝を行うことで、遺伝子が傷ついた細胞を増殖させないようにしているのです。アポトーシスは、予防の大きな力となっているわけです。しかし、たとえばガン細胞は、たい細胞の中でも、生殖細胞と似た性格をもっていて、無限に増殖する性質をもっています。ここで重要な働きをするのが核酸です。 ...
身体の老化は核酸の変質から起こる【内容紹介その3】
●生命維持に欠かせないビタミン ●ビタミンは身体を働かせるてんかプラグ 設計図があり、大工さんがいて、建設材料は揃ったら、次に必要なのが大工さんの使う道具です。健康な身体を作るためになくてはならない道具、それがビタミンやミネラルです。 微量栄養素ともいわれます。この道具のうち、まずビタミンについて考えてみましょう。ビタミンとは生命の維持に必要な有機物質で、身体の機能が正しく働くために欠かすことのできないものです。 ほとんどのビタミンは体内では合成できないので、食品やサプリメントから摂取しなければなりません ...
身体の老化は核酸の変質から起こる【内容紹介その2-2】
コラーゲンを支えるムコ多糖類 ●ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸の驚異の保水力 細胞と細胞のつなぎ役を果たしているのは、コラーゲンだけではありません。ムコ多糖類が必要です。 ムコ多糖類とは糖とタンパク質が結びついたもので、細胞と細胞の隙間を埋めているネバネバ状の成分です。 このムコ多糖類にはヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などがあります。 まずヒアルロン酸です。この成分は、結合組織や表皮細胞の隙間にあります。臍帯や軟骨にもあります。水をたっぷりと含むのが特徴で、ヒアルロン酸1gにつき、6リットルの水を貯め ...
身体の老化は核酸の変質から起こる【内容紹介その1-2】
現代人に足りない栄養素、核酸 ●身体を錆びさせる活性酸素の恐怖 ガン、高血圧、肥満、動脈硬化、糖尿病、アレルギー、膠原病、腎疾患など 治すことが難しい多くの現代病、その発症のきっかけは、活性酸素(フリーラジカル)によって遺伝子が傷つくこと、酸化されることです。 活性酸素は、体内に進入した細菌など病原性生物を免疫細胞が排除するときに使われるなど、私たちにとって必要な役割を果たしている一方で、過剰に発生すると、逆に自分自身の細胞や遺伝子を傷つけてしまいます。 ですから私たちの身体には、この活性酸素を消去する仕 ...
身体の老化は核酸の変質から起こる【内容紹介その1】
健康な身体をつくるための核酸: 核酸は遺伝子の本体 約40億年前、地球上の生命が誕生して以来、その生命の進化の歴史は私たちの細胞の遺伝子に刻まれています。 たとえば、体格や顔つき、さまざまな才能も親から子へ、子から孫へとこの遺伝子によって伝わってきました。 この遺伝子は、生体を維持し、遺伝を支配する「核酸」によってつかさどられています。 では、この核酸とはなんなのでしょう。 私たちの身体は、約60兆個の細胞で成り立っています。その細胞が休みなく活動し、その一つ一つは平均して200日のサイクルで生まれ変わっ ...
核酸DNARNA効果
核酸が現代病を救う 核酸と疾病の関係を考える 核酸効果--ガン 私たちの体は、新陳代謝を通して、日々新しい細胞と古くなった細胞入れ代わっています。膨大な数の細胞が生まれ、その数に見合った数が消えているのです。 不要な細胞や異常な細胞は、アポトーシス(自殺)しているのです。このような新陳代謝を行うことで、遺伝子が傷ついた細胞を増殖させないようにしているのです。 アポトーシスは、予防の大きな力となっているわけです。しかし、たとえばガン細胞は、体細胞の中でも、生殖細胞と似た性格をもっていて、無限に増殖する性質を ...
RNA---顔のたるみ原因と対策 美肌の秘訣
RNA(リボ核酸)とは、DNAと共に遺伝物質であり核酸のひとつです。細胞の設計図をつくるDNAの指示のもと、たんぱく質をつくり出します。 RNAとDNAが協力することによって、細胞を構成するために不可欠で健康な体や、若々しい肌を保つために必要です。 RNA(リボ核酸)とは RNAは、DNAの指示をもとに、生物の細胞にとって重要な材料である、たんぱく質をつくり出す働きを持つ成分であり、核酸を構成している物質のひとつです。 人間の体を構成する約60兆個の細胞は、数ヵ月でほとんどすべての細胞が生まれ変わるといわ ...
老けない人は「腸の若返り」ができている!
少し退屈かもしれないが、最後まで読んでいただいて、きっと役に立つ! 腸が若い人は、見た目も脳も若々しい! 消化と吸収・・・・ 1978年、園田博士らは核酸をどのように吸収、分解、代謝、利用されるかについて調べている。 この実験では、食べさせたDNAやRNAの塩基があらかじめ放射性同位元素でラベル(標識)されており、食べたものが身体の中のどこに行っているかはこの放射能を測定することによって調べることができる。 リボ核酸(RNA: Ribonucleic acid)は、リボースを糖成分とする核酸である。リボヌ ...
核酸とは何か②・・・老化現象と病気の正体
生命の神秘 エイズウイルス等のごく一部のウイルスはDNAがなくRNAしか持っていないが、人の細胞はDNAとRNAの両方をもっている。 親から子、子から孫へと遺伝形質が伝わっていくのはすべてDNAに支配された出来事である。 DNAとは、生命そのものであり、生命の本質(必須)物質である。 生物の遺伝には法則性あり、遺伝子が存在することがはっきり認識されたのはメンデルによってであり(メンデルの法則)、1886年のことである。 これはミーシェルのDNAの発見と偶然にも同じ時期のことである。 遺伝子の本体である核酸 ...
核酸とは何か①・・・核酸DNAとRNAの役割
驚異の食品・核酸 核酸とは何か・・・核酸DNAとRNAの役割 スイスの生化学者ミーシュルが、患者の包帯から膿を集め、白血球の中に含まれる高分子物質を細胞核の中から取り出したのは1869年のことである。 その後、鮭の白子、ビール酵母、仔牛の胸腺からも同様の物質が発見され、1889年にそれが細胞核内の酸性物質であることから核酸と名づけられた。 人間は約六十兆個の細胞から成り立っており、一個一個の細胞の中心には細胞核がある。 細胞構造 その細胞核の中に大量に存在し、生物生存のための遺伝現象を担うとともにタンパク ...
自己免疫疾患と核酸
本来、免疫とは自己(正常細胞・組織など)と非自己(細胞やウイルス、ガン細胞など)識別し、非自己を排除する役割を担っているが、時として自己を敵や異物と見誤って攻撃をする場合がある。これが自己免疫疾患である。 自己免疫疾患は自己反応T細胞が正常な細胞や組織・臓器を攻撃することで発病する。 たとえば、 DNAを攻撃するのが全身エリテマトーデス 膵臓のインスリン分泌細胞であるランゲルハンス島β細胞を攻撃するのがⅠ型糖尿病 コラーゲンなどの結合組織を攻撃するのが慢性関節リウマチ 皮膚を攻撃するのが乾癬(かんせん)で ...
どのようにそしてなぜ私たちは老化するのですか?--老化と核酸2
2免疫におく老化学説 人間には生まれつき免疫能力がない病気がある。 昔、新聞にも載ったことがあるので覚えている人いようが、米国テキサス州のデービッド少年は生まれつき免疫力がなく病原菌に対する抵抗力がないために、生まれてすぐに無菌室に入れられ消毒された食べ物や玩具を与えられて育った。 通常、われわれにとってほとんど害を及ばない病原菌に感染しただけで命を落とす恐れがあるためその隔離は厳密を極めた。 12歳になって免疫力をつけるため姉の骨髄細胞の移植手術を行ったが、経過が思わしくなくついに死亡した。 かわいそう ...
肝機能改善---核酸効果
肝機能低下原因:肝疾患と肥満及び糖尿病を結びつけるDNA変異 肝疾患患者の代謝とインスリン感受性に影響を与える肝細胞のDNA変異が初めて確認されました。 これらの変異は、肥満、2型糖尿病、慢性的なアルコール摂取に関連する肝疾患に特有のものです。 暴飲暴食、栄養バランスの崩れ、慢性的なアルコール摂取が肝臓にとって最大の敵 最新の研究により、ウェルカムサンガーインスティテュート、Cancer Research UKケンブリッジインスティテュート、Cancer Grand Challenges Mutograp ...