Keyword:3 テロメア
細胞分裂に伴う命の回数券
テロメアとは、染色体の末端部分にある構造で、DNAを保護する役割があるとされる。
年をとるにつれてテロメアが短くなることが、知られているが、その理由は、細胞分裂・増殖するときにDNAが複製されるが、テロメアは複製されないから。
細胞分裂が進むにつれ、複製された細胞ではテロメアが短くなると細胞分裂ができなくなってしまう。
慶応義塾大学部百寿総合研究センターの新井康道兼担教授らが100歳以上の長寿者とその家族を対象に行った調査では、
長寿者の家系では体内の炎症が少なく、理由は明らかではないが、テロミアの長さが長く保たれていることが確認されている。
また、他の研究で、見た目が若い人は、テロメアも長いという調査報告もある。
テロメラーゼという酵素があると、細胞分裂時にテロメアも複製できるようになり、テロメアが長く保たれることがわかっていることから、そこに働く食品の探求が行われている。
テロメア伸長に役立つ注目成分 アルギニン
成長ホルモンに関わるアミノ酸 アルギニン
核酸の主成分プロタミン(英: protamine)は、魚類の精巣から抽出されるタンパク質の主成分である。
魚類プロタミンの場合、6割がアルギニン組成なので、アルギニンの効能を引き継ぐものが多く、肥満防止、精力増強、免疫強化や新陳代謝、インスリンの分泌を活発にする。インスリンはタンパク質やグリコーゲンを生成させる働きあるので、糖尿病の予防にも効果的といわれている。