青春の泉

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核酸1日の摂取量

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一日にどれだけの核酸を摂ればいいか

核酸を栄養補助食品として摂取するとしたら、一日あたりどのくらいの量を基準にした らよいかを考えておきましょう。

なぜ核酸が重要か

人間の細胞組織の中でも、もっとも活発な細胞分裂をくり返しているのは、すでにお話 したように骨髄芽細胞、腸の粘膜細胞、皮膚の基底細胞、そして生殖細胞などでした。

骨髄は、日々確実に消耗する血液細胞を補給するために、白血球や赤血球を盛んに造り出 しているのですから、分裂が盛んなのは当然です。

腸の粘膜細胞は、それこそ消化吸収と いうきわめて激しい 消耗戦的肉体労働”を担っているのですから、脱落する細胞を補う ために盛んに分裂します。

皮膚は、基底細胞で造られた新しい細胞によって上皮が押し出 され、押し出された上皮は角質層となって”体の外壁〟となり、最後にはアカとして脱落 します。この脱落分を補うのですから、これも分裂が盛んでなければ追いつきません。

また、 思春期以降の男子では、日々きわめて多数の精子が造られていますから、その精子の数 に見合うだけの大量の核酸が必要です。

これらきわめて活発な分裂をくり返す細胞組織だけではなく、他のもっともおだやかな 分裂を重ねている細胞組織にしても、やはり豊富な核酸がないことには順調な活動を続けることができません。

かといって体内で古い細胞が分解されれば、その中の核酸をリサイクルする形でも補わ れますから、新しく生まれる細胞に見合っただけの核酸成分を補給するまでの必要はあり ません。しかし体内にあった核酸は、そのすべてがリサイクル利用されるわけではなく、 体重五〇kgの人で一日あたり約二gの比率で排泄されてもいます。

したがって、リサイクル利用されずに排泄されてしまう一日二gというのが、何らかの 形で補給されなければならない最低量だということになります。

通常の食事では高分子核酸の補給は不可能です。

お分かりのことでしょうが、普通の食事だけで一日あたり二gの核酸を補給するの は、事実上不可能だと思ったほうがよいでしょう。それでいながら、あなたの遺伝子が何 とか役目を果たしていられるのは、デノボ合成という体内での補給が行われているからで す。

実際、成長期の若さで、しかも健康な人であれば、肝臓のデノボ合成だけでも二gの補 給は十分に可能だと思われます。

しかし肝臓のデノボ合成能力は、年をとるにしたがって確実に低下してしまいます。

たとえ若くても、たくさんお酒を飲む人では、肝臓がアルコ ールの分解に全力をあげる結果となり、その分だけデノボ合成能力が低下してしまうでし ょう。

もちろん、すでに肝臓のデノボ合成能力が確実に低下している中年以上の人では、 飲酒による影響はもっと深刻になってしまいます。

思い出してください。たとえ核酸の補充量としては十分であったとしても、デノボ合成 の率が高くなるほど、異常遺伝子・異常細胞が増殖してしまう可能性を高めてしまうので す。

したがって一日あたり二gの核酸を食品から補うのは、たとえ若く健康であっても最低限必要なことだと思います。

細胞が活力を失い、体全体として組織細胞を失う――これは老化の一つの側面でもある のです。

成長期を終わったばかりの若い時代には、活力にあふれた約六〇兆個もの細胞が 働いている人間の体でも、年をとるとともに縮みます。縮むのはそのまま細胞の減少を反映していて、老人、それも高齢の老人では、六〇兆個だったものが三〇兆個にも減ってし まう例があると聞きました。

老化とは、あなたの体が衰える中で、細胞数を減らしてゆく過程でもあるのです。

ちなみに、核酸栄養補助食品を積極的に摂取した場合には、体内の核酸のうち、デノボ 合成によって造られた量を五%の比率にまで低めるという報告もあります。つまり他の九 五%はサルベージ合成の、異常遺伝子・異常細胞には利用されにくい核酸とすることがで きるということです。

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老いなき世界の著者 1

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