「人類最後の栄養素か!」と期待される核酸。
「核酸は肝臓で作られるから食べる必要がない」とか「核酸プリン塩基は痛風の原因」といった古い栄養学による「しいたげられた期間」が長かったせいか、一気にその栄養学的価値が見直された、
核酸主なの効果
新陳代謝が活発な造血臓器・皮膚・腸粘膜の保護と改善、 免疫能力の改善、記憶力の改善とボケの防止、 便秘の改善、肝機能の改善、痩身、精力増強など多彩な作用が報告されてきている。
しかし、最近はガンとの関係で盛んに研究が行われるようになってきた。
理由は、新陳代謝を活発にするなら細胞増殖が激しいガン細胞の栄養にもなるのではないかとの懸念にあった。
これは、ガン細胞は核酸を栄養にして細胞増殖をおこなっており、食べた核酸が正常細胞の増殖を活発にさせるなら、ガン細胞の増殖をも活発にするであろうという当然の懸念であった。
しかし、実際は幸いなことにそうではなかった。
ガン細胞の増殖を促進する作用はほとんどなく、かえってたくさん食べると(あるいは核酸代謝成分を静脈や腸管から注入すると)ガン細胞の増殖を抑制し、ガン細胞「兵糧攻め」にすることさえ明かになった。
1989年、ジョージ・ワシントン大学のクラプス博士と米国国立ガン研究所のジョネス博士によって報告された興味深い実験結果がある。
抗ガン剤である5-フルオロウラシル(5-FU)を皮膚ガンのマウスに大量投与すると、すべてのマウスが5-FUの細胞毒のために死んでしまった。
ところが、核酸成分であるウリジンを与えると、まったく死ななかったというのだ。しかも、ガン細胞はウリジンを使っても使わなくても5-FUで小さくなっていた。
このことは、ウリジンは正常細胞の栄養になっているが、ガン細胞の栄養にはならないことは示している。
さらに1991年、米国ハーバード・メディカルスクールのラテイシフ博士らは、人間の皮膚ガンの細胞と正常皮膚細胞を培養し、抗ガン剤であるメソトリキセイト(MTX)を投与したところ、正常細胞もガン細胞もMTXで死んでしまった。
しかし、核酸成分であるチミジンを与えると、ガン細胞は死んだが、正常細胞はダメージをうけなかった。
以上の二つの研究報告は、核酸食はガン細胞の栄養にはならないが、正常細胞の栄養にはなることを示している。
細胞の増殖のためには核酸が必須である。
ではガン細胞は何を栄養にしているのか。
この答えは核酸が二つの方法で作られていることを考えてみればわかる。
- 一つはアミノ酸などを原料として行っている肝臓(一部、腎臓でもおこなわれている)でのデノボ合成である。
- もうひとつは、食べた核酸を再利用するサルベージ合成である。
ガン細胞はたんぱく質由来のデノボ合成は栄養にできるが、核酸由来の核酸を栄養にする力は弱いのだ。
一方、正常細胞は両方を利用できることが知られている。
人間の体は非常にたくみにできており、高核酸食を食べると肝臓でのデノボ合成を減らす。
また、低核酸食ではデノボ合成を増やす→肝臓が疲れる→他の内臓老化を波及する→`さらに進むと顔に老化現象が現れる
要するに身体は全体として二つの方法でできる核酸総量をコントロール(フィードバック・コントロールという)しているのだ。
以上から、あなたはおもしろいことに気づくだろう。「高核酸食を食べるとサルベージ合成力の弱いガン細胞の栄養は相対的に少なくなる。」可能性があるのだ。
こういった結果は、ガン患者はもとより、毎日毎日数十個の細胞がガン化(前ガン状態)、いつ本物のガンとして成長するかわからない私たちにも大きな福音を与えものだ。
ガンは発見されてから命を奪うまでの期間が短いので、ガン細胞の増殖は非常に速いように見える。
しかし、ガンは急速に大きくなるわけではない。
一個のガン細胞が1gのガンの塊になるには、少なくても30回の分裂が必要で、計算上は約9年の期間を要する。
ガンが臨床的に早期発見できるのはこの大きさになってからだ。
その前の“前ガン状態”のとき、すなわち発見が不可能なほど小さい時にガン細胞を壊してしまうことが、本来の意味での予防である。
病院に行って「あなたはガンです」といわれる前に(日本では、ガンとわかっていてもガンだといわない医師が多いが)自分で前ガンの小さいガンを殺さない限り、誰もあなたのガン細胞を殺してくれないのだ。
しかし、誰もがガンになるわけではない。
その理由は何か。あなたが毎日無意識のうちに口にしている核酸食や後で述べるビタミン・ミネラル・SODなどの”抗酸化食品“にある。
こういった食品によって、ガン細胞が体を冒す前に排除されているのだ。
逆にいえば、食生活に問題がる人は、確実に細胞がガン化し、大きくなるともいえるのだ。
核酸食を中心にした食生活の改善と栄養補助食品であなたを成人病、老化から救うことを目的としている。
「あなたは健康と思いますか」と尋ねると健康でも病人でもない人、すなわち半健康人が大半を占める。
そういった病人予備軍は、健康に不安を感じ病院へ行っても「あなたは何しに来たの、帰りなさい」といわれるのがオチだ。
人間ドック、健康診断以外は病人しか診ないのが日本や米国の病院である。
そういった医療体制の下、米国ではKYB(know your body!)運動が1970年代に始まった。
日本でもそういった運動が広まりつつある。
この運動の心は「自分の体を自分で知って自分で守りなさい、さもなければ、若く、健康に長生きできませんよ」ということにある。
最近、成人病、ガン、ボケ、糖尿病、アレルギーなどはほとんどの病気の原因が遺伝子DNAの損傷によることがわかってきた。
老化さえもが遺伝子の損傷が原因だったのだ。
今や、KYBから一歩進んでKYG(know&keep your gene!あなたの遺伝子を自分で知り、自分で守りなさい)運動を推進する時代に入った。
あなたの遺伝子を知り、遺伝子の損傷を防ぎ、守る方法は数多くある。
その中でも核酸食が決定的に重要な役割をはたす。
あなたの遺伝子を損傷させる原因もたくさんある。
損傷を未然に防ぐこと、そしてもし損傷を被っても修復することが、いつまでもあなたの若さをキープする秘訣である。
KYG!それがあなたの若返りのキーワードである。