便秘の原因
無力性便秘に効果的な核酸・・・・核酸を摂っていた人がいつの間にか便秘が治ってしまったとの話をよく聞く。
女性に多い便秘は腸の働きが弱い無力性便秘(常習性便秘のひとつ)である。
常習性便秘にはこの他に、腸の緊張して起こるけいれん性便秘があるが、この場合は過度のストレスが原因の場合が多い。
無力性便秘の場合は、一般に繊維質の多い食物を摂ること、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すビタミンB1を摂ること、腸内有用細菌を活発にさせることが推奨されている。
しかし、こういった方法に加え、核酸食をたくさん摂るように心がける必要がある。
便秘用の健康食品として「グルコマンナン」「ビタミン剤」「ビフィズス菌」などいろいろなものが出ている(下剤を入れている製品もあり注意が必要)が改善しない人も多い。
こういった方法で治らない人は、腸の粘膜細胞が老化しているためではないかと疑ったのうがよい。
なぜなら、無理な方法でダイエットに励む女性に無力性便秘が多いからである。
すでに述べたように、腸の粘膜細胞は毎日30gも脱落するほど新陳代謝が活発であり、そのぶん、核酸(DNA/RNA)とタンパク質を絶えず補給しなければならない。
こういった栄養補給なしには腸の運動は活発にならず食物の分解がスムーズに行なわれないからである。
それにもかかわらず、ダイエットに励む女性の食事のメニューには核酸が欠ける場合が多い。
とても、腸粘膜の新陳代謝に必要な量の補給にはなっていない。それが、便秘の大きな原因になっている恐れがある。
核酸を腸が大量に必要としている以上、満たされなければ食物の消化と吸収に大きな影響を与えるのは必死である。便秘の原因である。
今すぐにでも、そういった人に核酸食を勧めたい。便秘には常習性便秘の他に悪質性便秘がある。
これは腸の炎症や腫瘍、腸の圧迫などによって腸の機能が損なわれた結果であり、病的な便秘のひどい人はそういった危険があり医師の指導を受けたほうが良い。