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Q.フカヒレコラーゲンに豊富に含まれるコンドロイチン硫酸
顎や顔面”の形成や“皮膚のしなやかさ”にコンドロイチン硫酸が重要!
その仕組みの一端も解明~顔の形や歯さらには皮膚の健やかな形成への重要性と応用に期待~
コンドロイチン硫酸は軟骨や手足の骨の形成に重要であることは指摘されていました。
このコンドロイチン硫酸は、顎顔面・頭部の骨の形成や、皮膚のしなやかさにおいても重要であること、さらにこれらの組織・器官を支えるコラーゲンの発現や正しい配列に関わっており、細胞外の組織の形成に極めて大切であることを世界に先駆けて発見しました。(愛知医科大学)
Q.フカヒレコラーゲンってどんな鮫のどのヒレの部分なの?
サメは全部で8枚のヒレを持っていますが、通常フカヒレとして利用されるのは尾びれ、第1背びれおよび胸びれ1対の計4枚です。
世界には300種以上のサメがいるといわれていますが、ヨシキリザメやネズミザメなど20種ほどのサメのヒレが、現在国内でフカヒレの原料として利用されています。
また、サメの体内には尿素やアンモニアなどが含まれ、ヒレにもこれらの成分を含んでいるため、皮や軟骨を除去し、脱臭処理してはじめて食用となります。
ヒレには、「きんし」と呼ばれる糸状の硬たん白質とそれを取り囲むゼラチン質の組織があり、きんしのみを取り出して利用する場合と、尾びれや背びれをゼラチン質の組織ごと姿煮等として利用する場合があります。
Q.フカヒレコラーゲンって健康に良いって本当?
フカヒレコラーゲンにはコンドロイチンやコラーゲンが豊富に含まれており、美肌効果が強く、また、滋養強壮や骨の強化、腰痛やリウマチの緩和などにも効果があるとされています。
さらにフカヒレにはガン細胞の増殖や転移を予防する効果もあるとされており、今後の研究にも期待がかかっている食材です。
フカヒレコラーゲン(ムコ多糖類)主なの働き
ポイント
- 細胞外環境の保全と水分量の調節
- 骨・軟骨形成への影響
- 創傷治癒
- 関節内腔での影響
- 血管の弾力性
- 脂質分解作用と血液凝固阻止への影響
- 角膜での涙の保持作用・眼球硝子体の主成分
- 免疫反応に対する影響
- 痛みに対する影響
- 皮膚のハリとシワ
Q. 細胞外マトリックス:フカヒレコラーゲンの特徴はなんですか?
潤いを逃がさないもち肌にしわの大きな原因の一つとして、乾燥があげられます。ヒアルロン酸は、1gで6リットルもの水分を抱え込むほどの保水力があります。
ヨシキリザメのふかひれはコラーゲンはもちろん、そんな潤い肌に欠かせない天然のヒアルロン酸を多く含んでいます。
その他にも、美容だけでなく健康の効力も多く備えています。また、ムコ多糖類のヒアルロン酸だけでなくコンドロイチン硫酸なども豊富に含み、美容成分を天然のバランスで持っている事が特徴です。それらの成分の相乗効果が体感の高さにつながっています
フカヒレコラーゲンはムコ多糖類(コンドロイチンヒアルロン酸など)が豊富。
ムコ多糖とは
ムコ多糖類、グリコサミノグリカンともいう。ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸など、アミノ糖をもつ多糖とされたが、近年はヘキソサミン(グルコサミン、ガラクトサミン)とウロン酸の繰返し構造からなる多糖の総称として使われる。 〔ムコはラテン語の mucus から。動物の粘性分泌物の意〕
ムコ多糖=プロテオグリカン+ヒアルロン酸
プロテオグリカン
糖タンパク質の1種で、「プロテオ」はプロテイン、つまりタンパク質、「グリカン」は多糖類 を意味します。 具体的にはコンドロイチン・コンドロイチン硫酸・デルマタン硫酸・ケラタン硫酸・ヘパラン硫酸・ヘパリン。
フカヒレコラーゲンペプチドの特徴はコラーゲンだけでなく、コンドロイチン硫酸やヒアルロン酸を含むムコ多糖が豊富に含有されていることです市場で使用されている豚由来や魚由来のコラーゲンには、含有されていません。
フカヒレコラーゲンポリペプチドは、水分の蓄積に優れていると言われております。
エンジングケアや節目を迎えたあなたの、これからの健康サポートに有用性があります。
フカヒレコラーゲンの中には、体のあらゆる細胞組織の働きを円滑に進める潤滑油として働いているムコ多糖類「コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸など」という人体に必要不可欠な成分が多く含まれています。
コンドロイチン硫酸はもともと私たちの体の中に多量に存在し、新陳代謝を繰り返している物質ですが、コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸などを合成する力は20-30歳で最高になり、加齢とともに少しずつ失われていきます。
すると、皮膚の水分はどんどん失われて、水分不足から肌のかさつきやシワが生じやすくなります。
さらにコンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸などは「軟骨のもと」とも呼ばれるように、身体の結合組織の重要な構成成分でもあります。
身体のいたるところに存在し、働きモノのムコ多糖 !
ムコ多糖は、約 37 兆個といわれる生体細胞を取り巻く結合組織(細胞外マトリッ クス)に存在します。そこで、構造的な働きをすると同時に、栄養代謝の環境を整 えているのです。
つまり、毛細血管により送りこまれてきた酸素や栄養素を身体のすみずみの細胞ま で送り届け、細胞の中のいらなくなった老廃物を細胞の外へ運び出す働きもありま す。
毛細血管の血管壁から滲みだした栄養素は、ムコ多糖が存在する細胞外マト リックスに一旦貯蔵され、細胞の必要に応じて細胞内に取り込まれ利用されます。
生命の源とも言うべき、体内の全ての臓器細胞は細胞外マト リックスによって守られていると言っても過言ではありません。
つまり、 細胞外マト リックスの減少は栄養素の減少となるのです。
身体に必要な水分を蓄えてくれるのがムコ多糖
●ムコ多糖は身体の結合組織内で非常に高い保水性を持ちます。また体液に独 特の粘性、潤滑性を与え全身の体液量もコントロールしています。
●植物は水がなくなると枯れていきます。ヒトも体内の水分がなくなると、シワができ、 やがて枯れた様になります。
●ヒトの体内に保有されている水分は、液体の 状態のままでは保てないので、他の物質と結 合して、ヌルヌルした状態で保たれています。
体液を蓄えるのがムコ多糖
※皮膚をすりむいた時、皮膚のむけた部分がヌルヌルしています。つまり体外で触れる事のできる涙以外の体液、 例えば唾液、鼻水等全てヌルヌルしている事からも上記を説明しています。
細胞外マトリックスは細胞の行動と運命を決定します
私たちの体を作る基本単位は細胞です。人体は約60兆個の細胞と細胞外マトリックス(ECM)で構成されています。細胞外マトリックスは、これらの細胞が集まって組織や臓器を形成し、正しく機能するために不可欠です。
細胞の周りに存在する細胞外マトリックスは、繊維状またはシート状の構造です。細胞外マトリックスは、細胞を制御する重要な環境要因です。
細胞外マトリックスは300種類以上のタンパク質で構成されています。
細胞外マトリックスを構成するタンパク質の組み合わせは、細胞ごとに異なります。
私たちが自分の好みに合わせて周囲の環境を整えるのと同じように、細胞にはその機能に適した環境、つまり細胞外マトリックスが必要です。
細胞が安定して機能を維持し、増殖や分裂を整然と調節するためには、細胞ごとに分子組成が最適化された細胞外マトリックスが不可欠です。
からだの部分によって、マトリックスの種類はいろいろなものがあります。
たとえば、骨はカルシウムという物質を中心にできている堅いマトリックスに骨を作る細胞がはまりこんでいます。
もともと、このマトリックスは骨を作る細胞たちが作り出したものなのですが、かれらは自分で堅いマトリックスを作り出し、その中に住んでいるかのようです。
だから、私たちはカルシウムをしっかりとらないと、骨が弱くなってしまうなどと言われます。
また、皮膚(特に真皮と呼ばれる少し深い部分)はみなさんになじみ深いマトリックスが登場します。コラーゲンです。
皮膚の大部分は、このコラーゲンに、線維芽細胞と呼ばれる細胞がはまりこんでいます。この場合も繊維芽細胞がDNARNAによってコラーゲンを作り出し、そこをすみかとしているようです。
サプリなんかで「お肌のケアにコラーゲン配合の・・・」などと言っているのを聞いたことがあるかもしれません。このコラーゲンにはたくさんの種類があり、皮膚以外にも私たちのからだを作る上ではとても重要なマトリックスとなる物質です。
もちろんマトリックスは細胞とちがってそれ自体が生きているわけではありません。
タンパク質や無機質といった物質です。しかし、細胞がそこで活動をする際にとても重要な場所を提供し、私たちのからだを作る上ではなくてはならないものなのです。
細胞たちは自分の生きる場所としてこういった場所を自ら作り、そこで生きています。マトリックスを作って生きているのです。
細胞外の空間を充填する物質であると同時に、皮膚細胞、骨格的役割、 細胞接着における足場の役割、細胞増殖因子などの保持・提供する役割などを担う。
脳においては神経細胞の分化や移動、軸索伸長、髄鞘化、損傷に対する応答といった細胞の挙動をはじめ、シナプス新生やシナプス可塑性の制御といった機能もある。
細胞外基質・細胞間マトリックスともいいます。
結合組織とは
細胞と細胞の間にあって細胞同士をつなぎあう大切な役割をもっています。
伝統的な分類で、人間の身体は 4 つの組織に分類されます。上皮組織・筋組織・神経組織、 そして結合組織です。
詳細に定義されている分類ではないのですが、他の 3 つの組織以外 を全て結合組織といいます。
コラーゲンを支える細胞間物質(ムコ多糖類)の役割核酸や栄養成分等を細胞に運んだり・細胞から不要となった老廃物(毒素など)を取り出し、排出しながら、体の「循環と代謝」を支えております。
すなわち粘着物質として真皮の骨組みを形成するコラーゲン線維を互いに強固に結びつけ、結合織本来の作用を営みます。
そのため、コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸などが不足してくると関節痛や肩こりがでたりします。
皮膚の本体をなしている真皮の約70%はコラーゲン線維で、その隙間を埋める形でコンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸などが存在します。
真皮中のコンドロイチン硫酸は、多量の水分を抱え込んで皮膚の水分量を保持します。
若い健康な皮膚は「みずみずしい」と表現されるように水分が満ち溢れていますが、その原動力となっているのがコンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸などなのです。
Q.フカヒレって美容に良いって本当?
フカヒレコラーゲンは「コラーゲン」も豊富に含んでいます。
コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸などの働きと共に、肌が本来持っている機能を活性化し、円滑にします。
さらにコラーゲン特有の免疫機能を高める作用で、卵や牛乳などタンパク質性以外のアレルギーの改善にも期待できます。
調理加熱しても溶けないコラーゲンは唯一フカヒレに含まれるのです。(I型と非変性Ⅱ型コラーゲンが豊富)
美味しいうえに美肌効果のある食材となれば、注目されて当然かもしれませんね。
コラーゲンと一緒に吸収したい栄養素とは?
コラーゲンと一緒にとりたい成分を、ここでは3つご紹介します。
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コラーゲンと一緒に摂りたい3つの成分
- 1つ目に、コラーゲンと一緒に取りたいものといったら「ビタミンC」が有名です。コラーゲンを安定させるために重要なビタミンです。
- 2つ目は、「トリプトファン」という必須アミノ酸です。私たちの体の皮膚や骨、もちろんコラーゲンもアミノ酸から作られています。そのアミノ酸のなかには、人間が体内で十分な量を合成できないものもあり、それらを必須アミノ酸とよんでいます。
コラーゲンは必須アミノ酸のうち、「トリプトファン」が含まれていないのです。コラーゲンを作り出すためには、トリプトファンという材料も一緒に摂取すると効率がよいのです。トリプトファンは動物性タンパク質や穀類(こはん、パン、麺)、乳製品などに含まれます。 - 3つ目は、「エラスチン」です。エラスチンは弾力線維ともよばれます。その名前の通り、コラーゲンの線維をひきしめる役割を持っています。肌をひきしめるために、エラスチンとコラーゲンをとって弾力のある肌を目指しましょう。
避けたい食事
せっかくコラーゲンで肌に弾力をあたえても、逆の作用のある成分をとってしまったら意味がありません。
まず気をつけたいのは高脂肪分です。脂肪分が高すぎると、抗酸化物質を多く消費してしまい、老化の原因になります。
また、皮膚に脂肪がついてしまい、その重みでしわやたるみができてしまいます。
また、甘いものはコラーゲンの糖化につながります。糖化したコラーゲンは固くなり、弾力性が失われてしまうのです。
また、コラーゲンを作り出す線維芽細胞まで弱めてしまいます。甘い物を食べる時は、糖とコラーゲンの結合を抑える作用のある食物繊維と一緒に摂るとよいでしょう。
細胞の老化とコラーゲン
シワ、たるみなどの予防にコラーゲン製品が流星の如く発売されては消えていく。人体は小宇宙、複雑な分子結合を経ずして1000個以上のアミノ酸からなるコラーゲンは生成されない。
細胞タンパク質、コラーゲンの分解、吸収、老化の本質を知り、正しい美肌づくりに役立てよう。
外からコラーゲンをとるより、コラーゲンを作れる体をキープすこことが美肌作りの大原則--DNA健康であること
DNA/RNA核酸の機能低下は、タンパク質の合成能力のスピードをも失わせる。
したがって、皮膚や髪の毛、あるいは内臓の細胞が変質したり失われたまま回復しなくなる。
それは、老化現象、および、慢性成人病をひきおこす原因になる。「老化は食べ物が原因だった ノーベル医学生理学賞からの大発見」