肝機能腎機能
「かんじんかなめ」という言葉があるように、重要な臓器の一つである肝臓は、いがくてきにいうと化学工場の役割を体の中で果たしています。
生体内で起こる化学反応のほとんどが肝臓で行われ、その数は、2000以上もあるといわれています。
肝臓では、細胞の再生や死滅が激しく行われているのです。
そのために核酸とタンパク質を合成する素材を大量に必要とします。これらが不足すると重い肝機能障害になることもあります。
肝臓は、過度の飲酒や薬物、さらに肝細胞に脂肪が付着するしぼうかんなどによって肝炎を起こします。
またウイルスによって引き起される肝炎もあります。最近とくに問題になっているのが、c型肝炎です。
c型肝炎の患者は、現在日本に200万人くらいいるといわれ、その人たちは、15年くらいの間に約75%が肝臓ガンになるといわれています。
核酸は、その大部分が肝臓で合成されます。ですから、食品など外部から核酸成分を摂ることは、それだけ肝臓の負担を軽くすることになります。
また核酸には、c型肝炎の改善に役立つインターフェロン―γ(ガンマ)を増やす働きもあります。