糖尿病
<糖尿病と核酸>
糖尿病は、血糖値が高くなる病気です。現在40歳代の10人に一人が糖尿病で、潜在的な予備軍を含めれば5人中4人程度いると考えている医者もいます。
糖尿病には、1型とⅡ型があります。1型は、インスリン依存症ともいい、インスリンを合成・分泌する膵臓の細胞が、ウイルス感染や自己反応性T細胞などで破壊されることが発病の原因だと考えられています。
一方Ⅱ型は、インスリン非依存型ともいい、インスリン分泌細胞やインスリン受容細胞の機能が衰えて起こります。
糖尿病は、初期にはなかなか自覚症状がでません。気がついたときには、合併症が発症していることが多いのが怖い点です。
合併症には、人工透析を受けなければならなくなる可能性が大きい糖尿病性腎症、途中失明の原因の第1位になっている糖尿病性網膜症、しびれやインポテンツの原因となる糖尿病性神経症などがあります。
このような合併症は、血液中に糖タンパク質がつくられることで、活性酸素を取り除く酵素の働きが弱まるために起こることがわかっています。
活性酸素が合併症の原因なのです。そこでは、活性酸素を除去する抗酸化物質である核酸食などの食品を摂取することが大切になります。
糖尿病患者の血液中には、活性酸素によって増える過酸化脂質が増えます。核酸は、この活性酸素を除去してくれるのです。
さらに核酸は細胞の増殖を活発にします。インスリンの分泌を促進してくれるのです。
また核酸の代謝物質のアデノシンは、末梢血管を拡張してくれます。体液が酸性に傾くと、インスリン受容体の働きが悪くなります。
アデノシンはインスリンようの働きをします。
酸性に傾いた体液をもとに戻す働きをもつため、血中の糖分が細胞にスムーズに吸収され、糖尿病を改善してくれます。
核酸のなかのプロタミンというタンパクしつには、インスリンの分泌を促す働きがあることが認められているの、インスリン依存型の糖尿病にも有効です。