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低血圧症の原因
一般に貧血の症状と低血圧症の症状はよく似ている。
自分が低血圧で朝が弱いのだと思っている人は血液検査で貧血の有無を確かめたほうがよい。また低血圧と貧血が同時にある人も多い。
そういう人の多くは、貧血を改善するだけでしばしば血圧も正常化する。
貧血傾向がまったくないのに低血圧症の人は、栄養の欠陥が原因になっていることが多い。
人体実験の結果、カロリー、たんぱく質、ビタミンⅭ、B群のどれか一つ以上が欠乏すると低血圧症になっていくことがわかっている。
特に抗ストレスビタミンであるⅭとパントテン酸が重要で、この二つを摂るだけで低血圧症から解放されることがある。
低血圧症の栄養対策
核酸食品を摂っていたらいつの間にか低血圧が治ってしまったという人がしばしばいる。
ところで核酸の栄養学的重要性が認識される以前の栄養療法の文献には“抗ストレス食品”として、豚レバー、酵母、小麦胚芽、大豆粉などが紹介されてあり、「栄養学的に説明はしきれないが低血圧症にも有効だ」と前述されている。
実はこれらの食品はいずれも高核酸食品であり、先の例とつき合わせて考えと興味深い。低血圧症で長年悩んでいるという人は、次の栄養摂取を試してみるとよい。あそらく3週間から2ヶ月で著しく改善されるはずである。
メモ
※ビタミン・ミネラル・・・・各種ビタミンミネラル
※核酸・・・・サケ白子エキスとして、1日1000~2000mg摂る。
※たんぱく質・・・・体重1kg当たり1,2gの完全たんぱく質を摂る。食事から摂取が不充分であれば粉末状のプロティンで補う。
低血圧と運動
重症な低血圧の人は、ちょっとした運動でも脈が早まって息苦しくなるし疲れやすい。
そのために体を動かさない人が多い。しかし軽い運動は低血圧の改善にたいへん有効で、意識的に歩くようにするとよい。
素人判断は厳禁!必ず医師のアドバイス
すでに病気になってしまった人は、先の述べたように核酸を含むすべての必要な栄養素を“保険量”の上限レベルでまんべんなく摂取し。
場合によっては特定の栄養素をさらに増量すると、速やかな健康回復に大変役立つ。
また病気とはいえないまでもさまざまな症状で悩んでいる場合にも、ほぼ同様のことがいえる。
そこで病気や症状別に、参考となる最小限の情報を以上ににまとめた。ただし注意していただきたいのは、素人判断で自分の病気を診察して医者に行かずにこれらを実行したり、医者からもらった薬を勝手にやめたり減らさないことである。
できれば担当医の承諾を得たうえで実行するのが理想的であり、それが無理でも明らかに健康を損なっている状況の時は必ず医師の診断を受け、あわせてこれらを実行していただきたい。