禿げ、白髪,薄毛の改善・・・・
(社)日本毛髪科学協会の資料によると、頭髪の数は多い人で13~14万本、少なめの人で6~7万本、平均10万本とのことである。伸びる速度は平均0,35ミリ/日、1ヶ月で1センチである。
寿命は、男性で2~5年、女性で4~6年とのことなので、1日70本位が抜けている計算になる。
現在のところ、脱毛や白髪の原因がそれほどくわしくわかっているわけではない。いろんな原因が複雑に絡み合っている。
それだけに見かけは同じ禿げ上ったり、白髪になっていても、人によってその原因は必ずしも同じではない。
目次
禿、薄毛の原因
男性ホルモン 女性ホルモンによる
男性ホルモンが多い人は禿げるといわれているが、これはDHTという男性ホルモンが毛の成長や発毛のエネルギーとなるATP(核酸成分)の合成を阻害するためと考えられる。
女性の場合は、エストロゲンが髪の毛の成長を促進するため、減少すると薄毛の原因になってしまいます。
減少する原因には、生活習慣の乱れやストレスなどいくつかの要素が考えられ、中でも代表的なのは「更年期」や「老年期」に起こるホルモンバランスの崩れです。
女性は、加齢によって卵巣の機能が低下していき、徐々に女性ホルモンの分泌が少なくなると言われています。
そのため、女性ホルモンが急激に減少する更年期から老年期にかけては、うるおいのある髪の毛を保つことができなくなり、髪の毛が細くなってどうしても薄毛が目立ち始めてしまうのです。
ストレスによる禿げ・薄毛
ストレスが禿げ・薄毛の原因になる場合も多い。
ストレスが毛髪の成長に好ましくない活性酸素などを過剰に産生するためか、あるいは血流の低下を引き起こし栄養分が行き渡らなくなるため新陳代謝が阻害されるためか、その理由は別としても禿げの大きな原因になることには変わらない。
皮質が過剰に生産され毛穴をふさぐ場合も禿げ・薄毛の原因になる。
皮質は活性酸素によって酸化されやすく細胞のとって有害な物質に変わる。それが毛根細胞を傷めるわけである。
RNAの減少によるタンパク質合成の減少による禿げ・薄毛原因
毛根部にはたくさんのRNAがあることがしられているが、老化に伴う肝機能の衰えや強い紫外線の影響で次第に減っていくことが明らかになっている。
RNAが減れば毛髪の原料であるタンパク質(ケラチンの合成が行われないわけだから当然禿げることになる。
以上の禿げ・薄毛になる原因のいずれもが核酸に関係している。
核酸に関係がない原因も考えられるが、いずれにしても高核酸食の摂取や低分子ヌクレオチドを地肌に擦り込むなどの努力をしてみる価値はありそうである。
もちろん、ミネラル、ビタミンその他の栄養素をきちんと摂ることも合わせて行なわなければならい。
白髪原因
白髪は、メラニン色素産生細胞の機能の低下が大きな原因である。
この場合にも細胞の機能を活発にする核酸食が大きな効果をもたらす。しかし、残念ながら治らない人が多いのも事実である。
白髪の原因はまだそれほど明確になっているわけではない。頭髪が外見的に見た場合の若さのバロメイターとなりやすい。
それだけに、育毛剤は数百億円の市場を形成している。禿げ、白髪の原因がもっと明らかになると、核酸食で細胞を若返らせる方法と他の方法を併用することによって、さらに効果的にその予防と改善ができるに違いない。