ガン

ガン戦争のおける核酸の威力1-2

目次

ガン治療における核酸の役割と可能性

核酸を摂取することで、通常よりもガンとの戦いを有利に展開している方々の実例をご紹介することにします。

理屈っぽい話になる前に、核酸というものの効果に期待を持っていただきたい。期待を持つことが、核酸がどういう物質なのか、なぜガンと戦う上できわめて有効な武器になるかを理解する原動力になると信じるからです。

ガンにまつわる話、医学にまつわる話、いかにわかりやすく展開しょうとしても、ある程度は理屈っぽくなることが避けられません。

だが、そんな理屈など知らなかったとしても、効くものは効くし、効く可能性に望みをかける意味はあるのです。

さて、愛知県にAさんという方がいます。78歳の男性です。Aさん平成5年に顎下腺腫瘍と診断され、翌17日には名古屋市立大学病院に入院、10月21日に手術を受けました。

この手術は、長径8センチもの腫瘍患部と共に、下顎の骨の半分ほどを除去し、その部分に他から骨と肉を移植して補うという、15時間以上におよんだ大手術だったそうです。

手術は成功しました。しかし高齢者の大手術です。手術後には抗ガン剤の投与も必要とされました。

したがって手術後の回復は必ずしも思わしいものではなく、手術後の患部に水がたまるなどの、主として抗ガン剤の副作用とみられる症状もあれわれました。

そうした中、平成6年1月に入ってから、Aさんは健康食品として販売されている良質な核酸を積極的に摂取するようになりました。すると目にみえて症状が改善され、術後の患部に水がたまることもなくなりました。そればかりでなく、移植した組織もきれいになじみ、患部の皮膚の色もとてもきれいになったというのです。また顔色全体もよくなり、全身状態も改善したのです。

大手術から1年7ヶ月を過ぎた平成7年3月現在、Aさんは次のように語られています。

「核酸を食べはじめ10日ほどたった頃だったか、“顔色がよくなった”といってくれるようになったんですわ。そんな言葉に気をよくして、こりゃ核酸が効いてくれているのかと思ってさらに食べ続けると、自分でも驚くほど回復するのがわかる。抗ガン剤も続けていましたが、副作用も大変に軽くなったようです。

今はもう、退院して1年になりますが、毎日欠かさずに9時半から10時半まで、5キロほど歩いていますし、昼からは老人福祉センターの風呂に通う生活。体がとても丈夫になりました。

さて、ガンの治療にあたっては、どうしても手術を避けられない場合が少なくありません。しかし手術が成功したとしても、手術そのものが体に与えるダメージや後遺症、加えて術後に投了される抗ガン剤の副作用によって、回復が思うように進まず苦痛に悩まされ続ける例が多いものです。

ましてAさんのように、ご高齢の方が手術を受けられた場合には、回復らしい回復を見られぬまま全身状態が悪化してしまう例も少なくありません。

核酸には、後で詳しくご紹介するように、抗ガン剤の副作用を軽減するきわめてはっきりした効果があります。また組織細胞の再生を促す効果もあります。

Aさんが、大手術を経験し、抗ガン剤の投了を受け続けたにもかかわらず、たった1年ほどの間に元気な日常生活を送れるまでに回復した最大の理由の一つは、自ら積極的に核酸を摂取したことにあると考えられます。<!–nextpage–>

核酸の積極的摂取で抗ガン剤の副作用が消えた

術後のAさんに核酸をたべることをすすめたのは、Aさんの血縁者である女性です。この方ご自身は健康なダイエットと美容を目的として核酸を利用されていますが、自ら核酸を実感する中で、周囲の多くの方々に核酸の効果を説き続けてきました。彼女は「この人の場合はガンだということを知らされないので、匿名で」と断りながら、もう一つ次のような実例を聞かせてくれました。

Tさんとしておきましょう。Tさんは54歳の女性、肝がんと診断されました。
すでに手術は不可能で、ご家族は半年の命と宣告されました。

Tさんは、ガンとは知らされぬまま抗ガン剤を受け、その副作用で背に水がたまるなど大変な苦痛の中で過ごしたそうです。しかも肝がんそのものの改善はみられないままでした。

Tさんのそんな状態を伝え聞いたBさんは、Tさんのご家族に核酸を紹介しました。すると、ガンとは知らずに苦しみ、それでも元気になれればと必至だったTさんは、当初、とても積極的に核酸を摂取したそうです。

その結果、抗ガン剤の副作用もほとんど解消したばかりでなく、体重が増加するなどの全身的な好転がみられ、医者の宣告した半年を難なく越えて元気に過ごされるようになったというのです。

しかしその後のこととなると、Bさんは、必ずしも喜んではいられないといいます。「Tさんが肝ガンと診断されてから、現在で1年半になります。たしかに医者が宣告した半年をはるかに超えてはいるのですが、最近になって激しく体重が減少するなど、全身状態の悪化が目にみえるようになってきました。

核酸を食べ続けてくれないからです。本人は自分がガンであることを知らないものだから、食べはじめて半年ほどして元気になったため、安心してやめてしまったんです。核酸を食べ続けてくれれば、ガンが完治するところまでは言わないまでも、少なくとももっともっと長く元気に過ごせるのに」

そう残念がっているのです。彼女は、さらに次のようにも語りました。

「ガンを本人に知らせるというのは、本当に大切なことだと思います。ガンと知っていてなお治ろうとする力は、知らされないで、何となく訳のわからないままお医者さんの処方する治療に従っている人とは比べるものにならないんです。そういう実例なら、私はいくらでも知っています。<!–nextpage–>

核酸で赤血球・白血球・血小板が良くなる

もう一つ、実例をご紹介しておきましょう。

Ⅿさん、大阪に住む68歳の女性です。Ⅿさんは、平成4年の左乳ガンの手術を受け、以降、寝たり起きたりの闘病生活を続けながら、「核酸のおかげで救われている」と、語っています。

「私は小学校時代から腎臓が悪くて、37歳のときに左に腎臓を切除しました。はっきりした病名はわかりませんでした」

同じ頃、左の乳房にしこりができ、乳頭から異常な汁が出ました。しかし医者に診てもらうと乳ガンではないということで、そのままにしておきました。ところが、それから20年たって急に大きくなって、ついには10センチほどのしこりになったところで、乳ガンということで手術を受け、切除しました」

Ⅿさんは、子どもを生まぬまま、47歳で子宮筋腫と卵巣膿腫の手術も受けています。若い頃から健康に恵まれなかったⅯさんは、少しでも元気になりたいと願ってでしょう。乳ガンの手術を受けたのと前後して、核酸を摂取するようになったそうです。

「乳ガンの手術を受けた翌年の4月に抗ガン剤の投与を受けました。つらかったですよ。髪の毛が抜け、きれいに禿げあがって、胸に血がたまって。血は8回も抜きました」

抗ガン剤の副作用は、多くの場合とてもきついものです。単にきついだけではありません。白血球数・赤血球数が激減することからもわかるように、身体機能そのものが受けるダメージは深刻です。つらさは、抗ガン剤の危険を身体がアピールする信号なのです。

Mさんは、そんな抗ガン剤の副作用に苦しんだところから、核酸の摂取量を増やしました。

「主治医には、核酸を摂取していることは話していません。余計な事をしていると怒られるのがオチですから。

でも、核酸のおかげで助かっているのはたしかです。核酸を体に入れると、白血球と赤血球の数値が目にみえて上がるんです。体調も、核酸を入れればずっと早くよくなります。

実をいうと、昨年94年11月24日にも抗ガン剤を入れられたんです。私は、もうあんなつらい思いはいやだからと泣いてお願いするんですけど、お医者に逆らうわけにはいきません。やめてくれないんですよ。

また禿げました。今回は胸膜炎とかが起きてしまって、いまだに息も苦しいし、寝たり起きたりで買い物にも行けない毎日が続いています。それでも核酸を入れているおかげで、ずいぶん助かってるんです。核酸が効いてるか効いてないかは、本人ですからね、この身でよくわかっていますよ」<!–nextpage–>

外から入った核酸をガン細胞は嫌い、正常細胞は好む

アメリカの医学界が、効果の曖昧さと副作用の深刻さを反省して、その投与のあり方をすでに根本のところで見直した抗ガン剤を、日本の医学界はいまだに
多用しているのが現状です。そのおかげで、日本には松本さんのように不必要と思える苦しみにさいなまれている方が数多くいます。

今年4月、厚生省は、フルオロフラシル系の抗ガン剤が安易に使われすぎていると医療機関に警告しました。

抗ガン剤には多くの種類がありますが、どれにも共通しているのは、細胞を殺す薬剤であるという性質です。ガン細胞とは、通常、他の健康な細胞よりもずっと盛んに分裂する性質をもった細胞です。タテマエとしては、そのように分裂が盛んな細胞を選択的に殺す、というのが抗ガン剤の性質だとされていますが、だからといって健康な正常細胞にもダメージを与えないわけではありません。

人間の細胞の中には、髪の毛の毛根の細胞や血液細胞を作る骨髄細胞のように、きわめて盛んに分裂する細胞があるのです。こうした細胞は、抗ガン剤によってより激しいダメージを受けてしまいます。抗ガン剤を投与したときに、髪の毛が抜けてしまったり白血球数や赤血球数が激減してしまうのは、そうした抗ガン剤の性質が招く必然的な結果です。

さて、抗ガン剤が、その正常細胞をも殺してしまう作用のために、ときとしてガン患者の生命を危機にさらす、あるいはガンという疾患そのものが招く以上に寿命を縮めてしまう危険性があることは、すでに医学の常識となっているのです。それでもどうしても抗ガン剤を使わねばならない場合もあるがために、抗ガン剤が表裏一体で持つ深刻な副作用を、いくらかでも軽減しようとして数多くの研究が行なわれてきました。
その研究の結果として得られた注目すべき結論の一つが「核酸が、抗ガン剤のダメージから正常細胞を救う効果」です。

まずはごく簡単にお話ししましょう。

抗ガン剤と一緒に必要にして十分は、しかも良質な核酸を経口投与した場合、正常細胞が抗ガン剤によってダメージを受ける率が激減するのです。つまり、
抗ガン剤がガン細胞を殺すという本来の役目をはたしながらも、正常細胞は核酸によって守られる結果となり、抗ガン剤のダメージを受けずにすむことになると考えてもよいでしょう。

このグラフは、抗ガンである5-フルオロフラシルを1日あたり300mg投与されたガン患者・計26名の白血球の変化を整理したグラフです。

グラフの中の①は、良質な核酸食品である白子(サケ)抽出物を一日あたり3g、同時にビタミンⅭを一日あたり6g摂取した7名の方々の平均値です。同時に②は白子抽出物(良質な核酸)のみを3g、③はビタミンⅭのみを大量に10gずつ摂取した方々の推移、そして④は抗ガン剤の投与を受けながら、白子抽出物もビタミンCも摂取しなかった方々の推移です。

結果は非常に明らかです。予想されるとおりに、④の患者たちにあって、抗ガン剤はきわめて急激に白血球を減少させるという副作用を示しました。検査上みられるこの急激な減少は、いうまでもなく患者さんにとってはとても苦しくつらい身体症状や免疫力の低下としてあらわれました。

しかし白子(サケ)抽出物質または大量のビタミンⅭを摂取したグループでは、それほどに激しい白血球数の減少は起こりませんでした。特に①の、白子抽出物質と大量のビタミンⅭとを同時に摂取したグループでは、減少率がきわめて小さく、しかもあるレベルまで減少してからは、ほぼ一定値を保ち続けています。

また②と③のグループを比較してみると、白血球数に与える抗ガン剤の副作用を軽減する効果は、ビタミンⅭにも認められるものの、良質な核酸食品である白子抽出物質のほうにより大きく認められることが分かります。

このグラフは前出の患者たちにおける血小板数の変化を整理したグラフです。血小板数に注目してもやはり、抗ガン剤の副作用をより有効に軽減するのが良質な核酸である白子抽出物質でることがわかります。

この“効果“には、ガン予防・治療に対する核酸の有効性を解き明かすあらゆる要素が織り込まれているといっても加減ではありません。きわめて単純な言い方を許していただけるなら、次のように整理することができます。つまり、「ガン細胞は外から入れられた良質な核酸を嫌い、正常細胞は同じ良質な核酸を喜ぶ」ということです。本書のテーマを、この言葉を入り口として深めていくことにしましょう。<!–nextpage–>

核酸とガンの関係

平成1年に、アメリカのジョージ・ワシントン大学のグラブス博士とアメリカ国立ガン研究所のジョネス博士によって報告された、きわめて興味深い実験結果があります。その実験の概略は次のとおりです。

①“5-フルオロウラシル(5-FU)という抗ガン剤を、皮膚ガンの複数のマウスに大量投与したところ、マウスの大半は、5-FUの細胞毒のために死亡した。(グループ④)。

②これに対して、同じ皮膚ガンの複数のマウスに、同量の5-FUと同時に核酸成分であるウリジンを投与したところ、マウスはまったく死亡しなかった。

③ガン細胞の総量は、5-FUのみを投与したマウスでも、また5-FUと共にウリジンを投与したマウスでも、小さくなっていた。

この実験結果こそが
ガン細胞は外から入れたれた良質な核酸を嫌い、正常細胞は同じ良質な核酸を喜ぶ」という事実を示唆していたのです。加えてもう一つの実験が、核酸とガン細胞との関係を、さらに明らかにしました。

平成3年、やはりアメリカのハーバード・メディカルスクールのリー博士らは、次のような実験を行いました。

①人間の皮膚ガンの細胞と正常な皮膚の細胞を培養し、この双方にメソトリキセイト(MTX)という抗ガン剤を投与したところ、MTXによってガン細胞と同様に正常細胞も死んでしまった。

②同じ二つの培養細胞に、MTXと共に核酸成分であるチミジンを与えると、ガン細胞は死んだが、他方の正常細胞はダメージを受けなかった。

以上の二つの研究報告は「外から入れた良質な核酸はガン細胞の栄養にならない。しかし正常細胞の栄養になる」ことを示していたのです。さて、ここまでの話で、「核酸」の前に「外から入れた良質な」と但し書きをしていることに注意してください。この但し書きには重要な意味があります。

核酸にはデノボ合成とサルベージ合成

実は人間の体の中には、わざわざ外から核酸を入れなくてもちゃんと核酸は作られています。しかしこちらの核酸はガン細胞の栄養になってしまうことがわかっています。

整理しておきましょう。下記の図を見てください。これは人間の体の中で、核酸がどのように作られているか、またどのように利用されているのかを示した模式図です。

デノボ合成サルベージ合成

図からもわかるように、人間の体は、わざわざ外から核酸を入れなくても、普通の食品の栄養として入ってきたタンパク質を利用して、肝臓と、一部は腎臓で核酸を合成しているのです。この肝臓と腎臓による核酸の合成は、“デノボ合成”とよばれています。核酸、細胞の要である遺伝子=DNAにとって欠くことのできない複製材料、すなわち栄養素でありながら、しかし旧来の栄養学では「食品としてわざわざ核酸を食べる必要はない」とされていたのも、肝臓によるデノボ合成が行われているからです。

重要なのは、このデノボ合成によって作られた核酸は、正常細胞のDNA複製にも利用される一方で、ガン細胞のDNA複製にも利用されてしまうという点です。

しかし図に示したとおり、サルベージ合成という形で利用される「外から入れた良質な核酸」は、正常細胞のDNAの複製には利用されるものの、ガン細胞のDNA複製のためにはほとんど役にはたちません。

ここで注意しておいてください。人間の体は常に細胞分裂を繰り返し、脳細胞などの一部を除いた体のあらゆる部分で、古い細胞を捨てて新しい細胞に置き換えるという新陳代謝を繰り返しています。その新陳代謝を順調に続けるためには、どうしても一定量以上の核酸が必要です。

では、良質な核酸を外から入れない“低核酸”をつづけていたとしらどううなるのでしょう。必要なだけの核酸を供給するためにデノボ合成が盛んになります。図でいえば、ガン細胞にも利用されてしまう“核酸Bの量が相対的に増えてしまうということです。

対して、常に良質な核酸を外から入れる“高核酸”を続けていれば、デノボ合成の必要が低くなり、図でいえばガン細胞には利用されない“核酸A”の量が相対的に増えるのです。<!–nextpage–>

ガンを予防する食生活とは?

ここで私たちが毎日食べている食品のことを考えておきましょう。たとえばお米。お米は稲という植物の種子です。一粒ひとつぶが細胞であり、したがって一粒のお米には一組のDNAを有しています。卵はどうでしょう。これも一つの細胞であり、1組のDNAを有しています。肉もまた動物の細胞の塊であり、その細胞の一つひとつにはDNAがあります。野菜もまた同様で、細胞の一つひとつにDNAがあります。

要するに、私たちの食品の主体は何らかの生物の細胞であり、それらの細胞には必ずDNAが含まれているということです。そのDNAとは、単純に良質な核酸(高分子核酸)そのものだと理解していただいてかまいません。

だとすれば、私たちの日常の食事には、いつでも豊富な、しかも良質な核酸が含まれているということになるのでしょうか。

これほど単純ではありません。たとえば、“日本人の主食“であるお米を考えてみましょう。

実は、通常の精米されたお米は、精米という加工過程で大事な核酸を含有する部分を欠いてしまいます。したがって普通のギンシャリのご飯は、核酸についてはゼロと考えるべき食品です。

胚芽米や玄米なら核酸を欠いてはいません。しかし一粒の胚芽米・玄米のDNA一つ分の核酸を持つだけです。ここで、あなたの常日頃使っているお茶碗の中に入れるお米の数を想像してみてください。暇にまかせて数えれば、決して数えられないほどの数ではありませんね。せいぜい何百粒といったところではないでしょうか。つまり核酸の量もそれだけでしかないということです。

これでは、常に新陳代謝を繰り返す、私たちの60兆個もの細胞の数に比べたらスズメの涙にもおよばない少数です。

卵一つにいたっては、たった1組のDNAしか入っていないのです。畜肉や魚肉は、
たしかに細胞の塊ですが、普通に畜肉や魚肉として食べる筋肉細胞の一つひとつは、細胞としてはかなり大きな部類です。したがってどんなに大きなステーキを食べたところで、細胞の総数、すなわちDNAの総数としてみれば大した数にはなりません。

さらにいうなら、普通の食品を加工して食べる場合には、どうしても低分子核酸の比率が高くなってしまい、高分子核酸を必要なだけ確保できないというのが現実です。

総じていうなら、ごく普通の食事で摂れるDNA、つまりは良質な高分子核酸の量は不足していると考えるのが自然なのです。その分だけデノボ合成が不可欠となり、体内では、ガン細胞の栄養にもなってしまう核酸が増えてしまうということです。

では体内における核酸のデノボ合成をできるだけ抑制するために、常に必要にして十分で良質な核酸を摂取するには、どんな食品を選んで食べたらよいのでしょう。ごく簡単に結論するなら、魚類の白子です。魚類の白子とは精子の塊であり、精子とは遺伝子=DNAそのものなのですから、摂取効率の面でこれに勝る核酸食品はありません。

いうまでもないことがら、日常的に魚類の白子ばかりを食べているという食生活は現実的ではありません。栄養のバランスがくずれるばかりでなく、さまざまな弊害も生じてしまうでしょう。

しかし仮に、一切の不都合はないと仮定した上で、あなたが魚類の白子を主とする食生活を続けたとしたら、あなたの体がガンにおかされる可能性は非常に低くなります。また仮にすでにガンにおかされていたとしても、治癒・軽快の方向に向かう可能性をいくらかでも高くすることができます。

理屈はとてもシンプルです。魚類の白子という核酸がきわめて豊富な食事をしているために、体内のデノボ合成が抑制され、ガン細胞にも利用できるデノボ合成由来の核酸が減少するからです。要するに「高核酸食は、デノボ合成核酸しか利用できないガン細胞を兵糧攻めにできる」ということです。

ガン細胞を兵糧攻めにする“核酸”

では、現実的に「ガン細胞を兵糧攻めにする」にはどうしたよいでしょう。もっとも現実的、かつ効率がよいのは、“核酸補助食品”を利用することです。

現在のところ日本で市販されている“核酸補助食品”には、およそ次の三種類があります。

①サケの白子および酵母を原料とする“高分子DNA,およびRNAを主成分とする製品。
②大豆発酵液、乳酸菌発酵液、発酵玄米などを主原料としている製品。
③核酸系化学調味料であるイノシン酸やグアニル酸を配合している製品。

ただし、これらのすべてが「ガン細胞を兵糧攻め」にできる核酸補助食品であるとはいえません。その意味で評価できるのは、①の「サケ白子と酵母」を原料としたものだけと考えるのが安全でしょう。①のタイプの製品にも、品質面でも問題のあるものがないではありませんが、いずれにしてもこのタイプの中からより信頼できる製品を選ぶのが原則です。

ちなみに②のタイプおの製品は、1日に摂取できる単位量あたりの高分子核酸含有量が少なく、事実上「ガン細胞を兵糧攻め」するために十分な量の核酸を摂取することはできません。

③のタイプとなると、ガンに対する効果を云々する以前に、核酸補助食品としての効果はまったといっていいほど期待できません。<!–nextpage–>

核酸の医学的効果

さて、サケ白子と酵母を原料とする核酸食品こそが、核酸補助食品としてもっとも信頼できる、また効果の期待できるものである理由は章をあらためて体系的のお話しすることにして、ここではサケ白子と酵母の中でも特にビール酵母の“医学的効果”を紹介しておくことにしましょう。

サケ白子を原料とする核酸DNAについていえば、日本では医薬品として認められなく、あくまでも食品として扱われています。しかし中国やフランスでは、サケなどの魚の白子から抽出した核酸が医薬品として認められ、その効果も承認されています。核酸RNAを含むビール酵母についていえば、日本でも医薬品として認められています。

●白子から抽出した核酸の医学的効果

☆中国の場合―中国医薬公司は、核酸DNAのナトリウム塩を注射液(50~100mgを1日1回筋肉注射)として使用した場合の適応症として次のものを認めている。

急性肝炎、慢性肝炎、肝臓肥大、白血球減少症、血小板減少症、心筋炎、急性心筋梗塞、放射線障害、伝染病回復時の衰弱、貧血、造血不能症、栄養不能、老人性衰弱、骨折、火傷の治療促進、機能低下、めまい、心悸亢進など。

☆フランスの場合―内服薬として投与した場合の適応症として次のものを認めている。(大人への投与量は、症状に応じて1日250~900mg。小児は半量)。

タンパク代謝異常、代謝異常、代謝調節、貧血、白血球減少症、骨に関する様々な疾患(骨折癒着遅延、骨多孔症、カルシウム沈着の強化)放射線(Ⅹ線)・薬剤副作用の治療、歯肉腫、歯牙放出、肉体的・精神的疲労回復、アミノ酸バランス不良、神経症、関節炎、火傷、外科手術後の回復、乳児・未熟児の栄養障害、衰弱、食欲不振、産後回復期、授乳回復期、病気の回復期、ビタミンB12との併用で成長促進。

●ビール酵母の医学的効果

日本ではビール酵母の医学的効果が以前から認められている。ビール酵母には、核酸RNAのほか、タンパク質、ビタミン、ミネラル、繊維質、ホップなど、薬効を期待できる成分が多様に含まれているのが、次に紹介する適応症の中には、薬効の主役となるのが核酸RNAであると考えられるものが数多くある。胃腸を強くする、酵素や細胞を活性化する、腸内有用菌を強化し整腸を促進する、便秘の改善、肝機能(肝脂肪・肝硬変など)の改善、悪酔い防止、抗ガン、制ガン作用、高血圧、糖尿病、脚気、低タンパク質血症、脳の老化防止、メニエル氏病、白内障。<!–nextpage–>

健康のために核酸が注目されている理由

ここに紹介した医学的効果をあらためて検討してみると、「核酸がガンに効く」ことは、すでに医学的にも公然たる事実だということがわあります。また進行ガンやガンの治療に伴う体力低下や全身状態の悪化からの回復にも有効であることがわかります。

近年の研究で遺伝子とガンとのかかわりが明らかにされ、また栄養としての核酸の重要性が明らかにされるにつれて、「核酸がガンに効くメカニズム」も非常に明確な理論の上で説明できるようになりました。

ここまでは、核酸のガンに対する効果をごく手早く理解していただくために、細かい説明は避けてきました。それでも、冒頭の実例にはじまる短い説明にもかかわらず「なるほど」と得心された方は多いはずです。ガンの治療のために、予防のために、また日々の健康維持増進のために「とにかく核酸食品を積極的に食べてみよう」すでに決意された方も多いに違いありません。それは正しい判断です。続くには、その判断を支える理論的な実証として展開することにしましょう。

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