Lifespan-DNA

老化は複雑なプロセスであり、ストレス後に恒常性を回復する能力が失われ、DNA損傷を含む高分子損傷の時間依存的な蓄積など、多くの要因が老化と病気に寄与します。DNA損傷は常に脅威です。これに対抗するために、すべての生物はDNA損傷を検出して修復するための高度に保存されたメカニズムを持っています。 持続的なDNA損傷は、細胞をアポトーシスまたは老化に追いやるシグナル伝達カスケードを引き起こし、損傷したゲノムの複製を回避します。 本ブログ、DNA損傷が老化の原因となる役割を果たしているという証拠を確認し、また、遺伝子毒性ストレスが、ミトコンドリアおよび代謝機能障害、タンパク質恒常性の変化、炎症など、老化現象に関係している他の細胞プロセスに関連しているという証拠も提供します。遺伝暗号への損傷と他の老化の柱との間のこれらの関連性は、DNA損傷が老化の根源である可能性があるという考えを支持しています。 本ブログはDNAの損傷と不足の最大の対策は核酸(DNA&RNA)に関する老化対策の様々の情報を伝えて、皆様に素晴らしい人生を過ごすためにお役立て、幸いです。 

核酸とは

2021/11/7

核酸とは何か②・・・老化現象と病気の正体

生命の神秘 エイズウイルス等のごく一部のウイルスはDNAがなくRNAしか持っていないが、人の細胞はDNAとRNAの両方をもっている。 親から子、子から孫へと遺伝形質が伝わっていくのはすべてDNAに支配された出来事である。 DNAとは、生命そのものであり、生命の本質(必須)物質である。 生物の遺伝には法則性あり、遺伝子が存在することがはっきり認識されたのはメンデルによってであり(メンデルの法則)、1886年のことである。 これはミーシェルのDNAの発見と偶然にも同じ時期のことである。 遺伝子の本体である核酸 ...

核酸とは

2021/11/4

核酸とは何か①・・・核酸DNAとRNAの役割

驚異の食品・核酸 核酸とは何か・・・核酸DNAとRNAの役割 スイスの生化学者ミーシュルが、患者の包帯から膿を集め、白血球の中に含まれる高分子物質を細胞核の中から取り出したのは1869年のことである。 その後、鮭の白子、ビール酵母、仔牛の胸腺からも同様の物質が発見され、1889年にそれが細胞核内の酸性物質であることから核酸と名づけられた。 人間は約六十兆個の細胞から成り立っており、一個一個の細胞の中心には細胞核がある。 細胞構造 その細胞核の中に大量に存在し、生物生存のための遺伝現象を担うとともにタンパク ...

2021/11/1

高齢出産の栄養補給

母乳は遺伝子が作った最高の健康食 遺伝子があなたのために作っていることのひとつに母乳がある。 西太后は何歳になっても若さを保つために、毎日「母乳」を 毎日飲んでいたというエピソード 自分の意志で好きなものを食べることができる大人と違って、赤ちゃんは母乳しか飲むことができない。 そのため当然ながら母乳には、乳児にとっての必要な栄養素がすべてバランス良く含まれている。母乳は、赤ちゃんにとっての最高の健康食なのである。 だから、その成分を調べてみると何が栄養素として大事なのかがよくわかる。そしてそれは、大人にと ...

美し女性 RNAの働き

2021/10/31

若さと健康のカギ1 遺伝子の働きと栄養

遺伝子の働きと栄養 ところで、あなたは遺伝子がわれわれのために何をしていると思われますか 多分、「遺伝子の損傷が病気の原因なんだから、何か病気に関係があるのだろう」 「親から子、子から孫へと伝わる遺伝に関係しているのだろう」と思われると思う。 確かにそれはそうだが、実は遺伝子はあなたの身体を作るといった大事な仕事もしている。 具体的にどのような仕事をしているのか、自動車の製造と比較してみたい。 まず、自動車を作るためには必要なものは何といっても設計図である。人間の身体も自動車と同じように設計図に基づいて作 ...

2021/10/30

臨床ガン・潜在ガンに対しての核酸効果

平成8年患者調査(厚生省)によると、生活習慣病(成人病)が前回調査(6年)に比べて大幅に増えている。三大死因だけを見ても、ガンは136万3000人(前回比45万5000人増)心臓病は203万9000人(前回比43万3000人増)脳血管疾患は172万9000人(前回比31万1000人増)である。 昭和56年、脳血管疾患を抜いて死因1位となったガンの死亡率は毎年増加し続け、近年、国民の2人にひとりがガンで死ぬとまで言われている。 ガンの恐ろしさは、自覚症状がなかなか出てこないこと ガンはもちろんのこと、生活習 ...

DNAを攻撃するウイルス

2021/10/28

自己免疫疾患と核酸

本来、免疫とは自己(正常細胞・組織など)と非自己(細胞やウイルス、ガン細胞など)識別し、非自己を排除する役割を担っているが、時として自己を敵や異物と見誤って攻撃をする場合がある。これが自己免疫疾患である。 自己免疫疾患は自己反応T細胞が正常な細胞や組織・臓器を攻撃することで発病する。 たとえば、 DNAを攻撃するのが全身エリテマトーデス 膵臓のインスリン分泌細胞であるランゲルハンス島β細胞を攻撃するのがⅠ型糖尿病 コラーゲンなどの結合組織を攻撃するのが慢性関節リウマチ 皮膚を攻撃するのが乾癬(かんせん)で ...

母乳 アレルギー

2021/10/28

アレルギーを防ぐ 母乳と人工乳の違い--核酸

  アレルギーにはⅠ型からⅣ型まで4種類があるが、異物(抗原)が体内に入った時、数分以内に症状が出るⅠ型アレルギー(別名・即時型アレルギー)を一般にアレルギーという。 代表的は、ゼン息、アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻アレルギーなどで、血液中には抗体IGE(免疫グロブリンE)が増えるのが特徴である。 抗体IGEが増えると、結果として化学伝達物質であるヒスタミンやロイコトリエンが放出され、アレルギー症状がでる。 母乳保育児と人工乳(粉ミルク)保育児を比べると、母乳保育児の抗体IGEが人工乳保育児のIG ...

2021/10/27

毛球部の老化と核酸効果

禿げ、白髪,薄毛の改善・・・・ (社)日本毛髪科学協会の資料によると、頭髪の数は多い人で13~14万本、少なめの人で6~7万本、平均10万本とのことである。伸びる速度は平均0,35ミリ/日、1ヶ月で1センチである。 寿命は、男性で2~5年、女性で4~6年とのことなので、1日70本位が抜けている計算になる。 現在のところ、脱毛や白髪の原因がそれほどくわしくわかっているわけではない。いろんな原因が複雑に絡み合っている。 それだけに見かけは同じ禿げ上ったり、白髪になっていても、人によってその原因は必ずしも同じで ...

2021/10/26

どのようにそしてなぜ私たちは老化するのですか?--老化と核酸3

3化学反応におく老化学説 老化は生体内の化学反応によるとの考えがある。 老化に伴って皮膚は弾力性を失って、しわが増え、血管が硬化する。 このような変化に細胞間物質である結合組織のコラーゲンと弾力線維の主成分であるエラスチンが関与している。 結合組織とは 細胞と細胞の間にあって細胞同士をつなぎあう大切な役割をもっています。 伝統的な分類で、人間の身体は 4 つの組織に分類されます。上皮組織・筋組織・神経組織、 そして結合組織です。 詳細に定義されている分類ではないのですが、他の 3 つの組織以外 を全て結合 ...

2021/10/26

どのようにそしてなぜ私たちは老化するのですか?--老化と核酸2

2免疫におく老化学説 人間には生まれつき免疫能力がない病気がある。 昔、新聞にも載ったことがあるので覚えている人いようが、米国テキサス州のデービッド少年は生まれつき免疫力がなく病原菌に対する抵抗力がないために、生まれてすぐに無菌室に入れられ消毒された食べ物や玩具を与えられて育った。 通常、われわれにとってほとんど害を及ばない病原菌に感染しただけで命を落とす恐れがあるためその隔離は厳密を極めた。 12歳になって免疫力をつけるため姉の骨髄細胞の移植手術を行ったが、経過が思わしくなくついに死亡した。 かわいそう ...

2021/10/26

どのようにそしてなぜ私たちは老化するのですか?--老化と核酸1

不老不死・・・・「不老不死」・・・だれもが、こんな夢の薬があればと、一度は思ったことがあるだろう。 中国には不老不死の秘法を身につけ仙人がいるとの言い伝えがあり、秦の始皇帝をはじめ歴代の王はその仙人を探し求めたそうである。 今も昔も「金と永遠の若さ」が人間の二大願望のようで、富と権力を手にした王が次に狙ったものが不老不死の薬であったということである。 西洋でも時の権力者は永遠の若さを求めていろいろな工夫を行ってきた。 旧約聖書に王ダビデが年老いて体が温まらなくなった時、イスラエル全土から美しい処女を捜し出 ...

2021/10/22

便秘----核酸効果

便秘の原因 無力性便秘に効果的な核酸・・・・核酸を摂っていた人がいつの間にか便秘が治ってしまったとの話をよく聞く。 女性に多い便秘は腸の働きが弱い無力性便秘(常習性便秘のひとつ)である。 常習性便秘にはこの他に、腸の緊張して起こるけいれん性便秘があるが、この場合は過度のストレスが原因の場合が多い。 無力性便秘の場合は、一般に繊維質の多い食物を摂ること、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すビタミンB1を摂ること、腸内有用細菌を活発にさせることが推奨されている。 しかし、こういった方法に加え、核酸食をたくさん摂るよ ...

骨主成分

2021/10/27

骨粗鬆症と歯周病---核酸効果

骨と歯に関する疾病と核酸 リンとカルシウムのバランス・・・・ 最近は、小学生の骨折が増えてきている。 それも、ほんのちょっとしたことが原因で骨折している。 その大きな原因のひとつは加工食品の取り過ぎにある。加工食品にはリンが多く含まれている。 リンを摂り過ぎると腰痛の原因になることが知られているが、リンそのものは生体に取って非常に重要な無機質で血液中には約1対1の比率でカルシウムとリンが含まれている。 しかし、問題はそのバランスが崩れた時におこる。これは何もリンとカルシウムの関係に限らない。生体成分はなん ...

肝機能 高める

2021/10/21

肝機能改善---核酸効果

肝機能低下原因:肝疾患と肥満及び糖尿病を結びつけるDNA変異 肝疾患患者の代謝とインスリン感受性に影響を与える肝細胞のDNA変異が初めて確認されました。 これらの変異は、肥満、2型糖尿病、慢性的なアルコール摂取に関連する肝疾患に特有のものです。 暴飲暴食、栄養バランスの崩れ、慢性的なアルコール摂取が肝臓にとって最大の敵 最新の研究により、ウェルカムサンガーインスティテュート、Cancer Research UKケンブリッジインスティテュート、Cancer Grand Challenges Mutograp ...

北海道白鮭白子DNA核酸 DNA核酸質問

2021/10/20

核酸の正しい摂り方

核酸の正しい摂り方 厳密な方法で食品中の核酸塩基を分析し、核酸塩基のイワシの缶詰めを分析するとDNAとRNAは100グラム中に30~50ミリグラムしか入っていない。 これは、日本食品分析センターに依頼して分析した場合も同じ結果であった。 ただし低分子核酸も含めるとイワシの場合100グラム中に539ミリグラムの核酸が入っていることになる。 生鮮食品中の核酸含有量は四訂版日本食品成分表の水分の換算して乾燥食品の値から計算で求めた。 結果では、生の鮭白子は、最も核酸が多いとされてきたイワシの20倍も核酸を含んで ...

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