ハーバード大学のデビッド・シンクレアは老化を病気として扱い
アンチエイジングの研究で世界的に知られるハーバード大学のデビッド・シンクレアは、人間の寿命に限界はないと考えており、老化の進行を遅らせることを目的とした新薬の効果を評価する臨床試験に協力している。 ハーバード・メディカル・スクールのポール・F・グレン加齢生物学センターの共同ディレクターであり、遺伝学部の教授であるシンクレア博士は、「人間の寿命に上限はありません」と言います。「そう言う人は、自分が何を言っているのか分かっていないのです」。 シンクレアは、彼が過去20年間研究し、そして話してきたこと、つまり、 ...
老けない人は「腸の若返り」ができている!
少し退屈かもしれないが、最後まで読んでいただいて、きっと役に立つ! 腸が若い人は、見た目も脳も若々しい! 消化と吸収・・・・ 1978年、園田博士らは核酸をどのように吸収、分解、代謝、利用されるかについて調べている。 この実験では、食べさせたDNAやRNAの塩基があらかじめ放射性同位元素でラベル(標識)されており、食べたものが身体の中のどこに行っているかはこの放射能を測定することによって調べることができる。 リボ核酸(RNA: Ribonucleic acid)は、リボースを糖成分とする核酸である。リボヌ ...
核酸とは何か②・・・老化現象と病気の正体
生命の神秘 エイズウイルス等のごく一部のウイルスはDNAがなくRNAしか持っていないが、人の細胞はDNAとRNAの両方をもっている。 親から子、子から孫へと遺伝形質が伝わっていくのはすべてDNAに支配された出来事である。 DNAとは、生命そのものであり、生命の本質(必須)物質である。 生物の遺伝には法則性あり、遺伝子が存在することがはっきり認識されたのはメンデルによってであり(メンデルの法則)、1886年のことである。 これはミーシェルのDNAの発見と偶然にも同じ時期のことである。 遺伝子の本体である核酸 ...
核酸とは何か①・・・核酸DNAとRNAの役割
驚異の食品・核酸 核酸とは何か・・・核酸DNAとRNAの役割 スイスの生化学者ミーシュルが、患者の包帯から膿を集め、白血球の中に含まれる高分子物質を細胞核の中から取り出したのは1869年のことである。 その後、鮭の白子、ビール酵母、仔牛の胸腺からも同様の物質が発見され、1889年にそれが細胞核内の酸性物質であることから核酸と名づけられた。 人間は約六十兆個の細胞から成り立っており、一個一個の細胞の中心には細胞核がある。 細胞構造 その細胞核の中に大量に存在し、生物生存のための遺伝現象を担うとともにタンパク ...
高齢出産の栄養補給
母乳は遺伝子が作った最高の健康食 遺伝子があなたのために作っていることのひとつに母乳がある。 西太后は何歳になっても若さを保つために、毎日「母乳」を 毎日飲んでいたというエピソード 自分の意志で好きなものを食べることができる大人と違って、赤ちゃんは母乳しか飲むことができない。 そのため当然ながら母乳には、乳児にとっての必要な栄養素がすべてバランス良く含まれている。母乳は、赤ちゃんにとっての最高の健康食なのである。 だから、その成分を調べてみると何が栄養素として大事なのかがよくわかる。そしてそれは、大人にと ...
若さと健康のカギ1 遺伝子の働きと栄養
遺伝子の働きと栄養 ところで、あなたは遺伝子がわれわれのために何をしていると思われますか 多分、「遺伝子の損傷が病気の原因なんだから、何か病気に関係があるのだろう」 「親から子、子から孫へと伝わる遺伝に関係しているのだろう」と思われると思う。 確かにそれはそうだが、実は遺伝子はあなたの身体を作るといった大事な仕事もしている。 具体的にどのような仕事をしているのか、自動車の製造と比較してみたい。 まず、自動車を作るためには必要なものは何といっても設計図である。人間の身体も自動車と同じように設計図に基づいて作 ...
アレルギーを防ぐ 母乳と人工乳の違い--核酸
アレルギーにはⅠ型からⅣ型まで4種類があるが、異物(抗原)が体内に入った時、数分以内に症状が出るⅠ型アレルギー(別名・即時型アレルギー)を一般にアレルギーという。 代表的は、ゼン息、アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻アレルギーなどで、血液中には抗体IGE(免疫グロブリンE)が増えるのが特徴である。 抗体IGEが増えると、結果として化学伝達物質であるヒスタミンやロイコトリエンが放出され、アレルギー症状がでる。 母乳保育児と人工乳(粉ミルク)保育児を比べると、母乳保育児の抗体IGEが人工乳保育児のIG ...
毛球部の老化と核酸効果
禿げ、白髪,薄毛の改善・・・・ (社)日本毛髪科学協会の資料によると、頭髪の数は多い人で13~14万本、少なめの人で6~7万本、平均10万本とのことである。伸びる速度は平均0,35ミリ/日、1ヶ月で1センチである。 寿命は、男性で2~5年、女性で4~6年とのことなので、1日70本位が抜けている計算になる。 現在のところ、脱毛や白髪の原因がそれほどくわしくわかっているわけではない。いろんな原因が複雑に絡み合っている。 それだけに見かけは同じ禿げ上ったり、白髪になっていても、人によってその原因は必ずしも同じで ...
どのようにそしてなぜ私たちは老化するのですか?--老化と核酸3
3化学反応におく老化学説 老化は生体内の化学反応によるとの考えがある。 老化に伴って皮膚は弾力性を失って、しわが増え、血管が硬化する。 このような変化に細胞間物質である結合組織のコラーゲンと弾力線維の主成分であるエラスチンが関与している。 結合組織とは 細胞と細胞の間にあって細胞同士をつなぎあう大切な役割をもっています。 伝統的な分類で、人間の身体は 4 つの組織に分類されます。上皮組織・筋組織・神経組織、 そして結合組織です。 詳細に定義されている分類ではないのですが、他の 3 つの組織以外 を全て結合 ...
どのようにそしてなぜ私たちは老化するのですか?--老化と核酸2
2免疫におく老化学説 人間には生まれつき免疫能力がない病気がある。 昔、新聞にも載ったことがあるので覚えている人いようが、米国テキサス州のデービッド少年は生まれつき免疫力がなく病原菌に対する抵抗力がないために、生まれてすぐに無菌室に入れられ消毒された食べ物や玩具を与えられて育った。 通常、われわれにとってほとんど害を及ばない病原菌に感染しただけで命を落とす恐れがあるためその隔離は厳密を極めた。 12歳になって免疫力をつけるため姉の骨髄細胞の移植手術を行ったが、経過が思わしくなくついに死亡した。 かわいそう ...
どのようにそしてなぜ私たちは老化するのですか?--老化と核酸1
不老不死・・・・「不老不死」・・・だれもが、こんな夢の薬があればと、一度は思ったことがあるだろう。 中国には不老不死の秘法を身につけ仙人がいるとの言い伝えがあり、秦の始皇帝をはじめ歴代の王はその仙人を探し求めたそうである。 今も昔も「金と永遠の若さ」が人間の二大願望のようで、富と権力を手にした王が次に狙ったものが不老不死の薬であったということである。 西洋でも時の権力者は永遠の若さを求めていろいろな工夫を行ってきた。 旧約聖書に王ダビデが年老いて体が温まらなくなった時、イスラエル全土から美しい処女を捜し出 ...
便秘----核酸効果
便秘の原因 無力性便秘に効果的な核酸・・・・核酸を摂っていた人がいつの間にか便秘が治ってしまったとの話をよく聞く。 女性に多い便秘は腸の働きが弱い無力性便秘(常習性便秘のひとつ)である。 常習性便秘にはこの他に、腸の緊張して起こるけいれん性便秘があるが、この場合は過度のストレスが原因の場合が多い。 無力性便秘の場合は、一般に繊維質の多い食物を摂ること、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すビタミンB1を摂ること、腸内有用細菌を活発にさせることが推奨されている。 しかし、こういった方法に加え、核酸食をたくさん摂るよ ...
骨粗鬆症と歯周病---核酸効果
骨と歯に関する疾病と核酸 リンとカルシウムのバランス・・・・ 最近は、小学生の骨折が増えてきている。 それも、ほんのちょっとしたことが原因で骨折している。 その大きな原因のひとつは加工食品の取り過ぎにある。加工食品にはリンが多く含まれている。 リンを摂り過ぎると腰痛の原因になることが知られているが、リンそのものは生体に取って非常に重要な無機質で血液中には約1対1の比率でカルシウムとリンが含まれている。 しかし、問題はそのバランスが崩れた時におこる。これは何もリンとカルシウムの関係に限らない。生体成分はなん ...
ポリアミン----若返りの秘薬
鮭白子に含まれるポリアミンの効果 ポリアミンは鮭白子核酸食品に含まれる大切な栄養因子である。 ポリアミンとは、「プトレッシン」「スペルミジン」「スペルミン」などの総称で、全生物種の細胞に含まれており、細胞の成長や増殖をはじめ、細胞の生命活動に関与している物質です。 すなわち、ポリアミンは細胞の状態を正常に保ち、生命活動を維持するのに欠くことのできない重要な存在です。 しかし、ポリアミンをつくる能力および、臓器・組織中の濃度は、生体の成長後は加齢とともに低下していきます。 「ヒトの場合、ポリアミン生合成や生 ...
精力の衰え、体力の衰えと核酸効果
これは森重医師の患者の話であるが、老人性貧血で入院していたある60代のお年寄りに鮭白子エキスを投与してきたところ、どうも外泊したがる傾向にある。 そこで「どうしてそんなに外泊したいのかね」と先生が聞くと、「ここのところ、どうも性欲が旺盛で、久しぶりにばあさんと楽しんできた」と言う。 鮭白子エキスの成分が睾丸のほうにも移行して精子を作り性欲を増す傾向があることはすでに知っていたので、「鮭白子エキスには精力剤的な副作用があって困る。 今、その作用を抑える研究をしているところですよ」と冗談半分にいったところ、「 ...